WILLCOM D4でセルフ開発環境整備など

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

「Omega」(WILLCOM D4)にVS2010入れるためにいろいろ弄った結果をまとめておく。

---

■その1 事前準備

「Omega」にVS2010Expressでも入れてみようかと思い、空き容量を増やす。
不要なファイルを削除・移動(※)して、なんとか9.6GiBぐらいになった。
※:eBoostr用のmicroSD(4GB)を「Naoko」で使ってたもの(8GB、T-01Aアップデートキット)と交換し、増えた空きに移動。
さらに、D4用カスタムUbuntu Linuxが入ってるパーティションを6GiB→3.5GiBに削って2.5GiB増やし、合計12.1GiBの空きができた。
Linuxはほとんど使ってないので消してもいいんだが…まあ、もう少し様子見。
ちなみにLinuxパーティションの空きは796MiB(パーティション縮小後)ほど。

しかし、D4の初期HDDは40GiBしかないのですぐ空きがなくなる。
すると、つい必須ファイルまで消してしまいそうになるが、下手に消して再インストールやリカバリになると面倒だ。
容量が大きく、かつ消すとまずいのをいくつか挙げてみる。
C:\MSOCache…まずい度Lv1。Officeのアップデートでインストールソースが見つからなくなる。
C:\Windows\WinSxS…まずい度Lv10。超巨大なフォルダに見えるが実際はハードリンクらしい。エクスプローラに惑わされるな。消しても動作するらしいがいろいろと不安定になると思われる(やったことないので想像でしかないが)。
先頭パーティション…まずい度Lv100。これがないと起動しない。以前これを消してしまい泥沼に(2008/12/5前後)。
一方、最後尾のパーティションはリカバリデータなので、リカバリDVDを作成しているのであれば消してしまっても構わない(というか、消してCドライブと統合しないと空き容量が少なすぎる)

補足:
パソコン メンテナンス 空きディスク領域を増やす - ノート - livedoor Wiki(ウィキ)
上記で書いてるMSOCacheをmicroSDに移動するのにここに書いてあるシンボリックリンクを使う方法を採用した。
他にBookshelfの辞書ファイルもこれで移動。
言うまでもないが、システムファイル(WinSxSなど)をこの方法で移動すると何が起きるかわからないからやめておいた方がいい(というか、移動できないと思う)。

■その2 インストール

「Omega」にVisual Studio 2010 Expressを入れてみる。
Professionalなどと違い、各言語ごとに分かれているので、一番左上にあったVB2010からインストール開始。
最初、ブラウザから直接「実行」したからか、再起動してもアップデートが続行されなかった(おそらくセットアッププログラムを見つけられなかったと思われる)。
そこで、デスクトップに保存してから実行。
.NET Framework 4.0のインストールで再起動を要求されたので従う。
だが、再起動後「更新プログラムを適用しています→暗転→WILLCOM D4ロゴ→Vista起動→更新プログラムを(ry」の無限ループに。
やヴぇー、泥沼った。
実は職場でもVS2010Pro評価版でBSOD化したマシンが1台あったのでもしやと思ったが、そのまま入れたら見事に地雷食らったorz。
バックアップも取ってないし、復元ポイントも無効化してある…オワタ\(^o^)/?
Ubuntuで起動してWindows\SoftwareDistributionリネームしてみたが再起動ループは止まらず。
さて、VAIO P買うか(ぉ)。いや、それはさすがにないけど。

応急処置としてシステムの復元からコマンドプロンプトでC:\Windows\winSxS\pending.xmlを削除。
これで何とかログインできるようになった。
だが、おそらく.NET 4.0 Frameworkのインストールが中途半端な状態になってると思われる。

ログイン後、またVS2010(VB.NET)のインストーラが起動してインストールをやりなおし始めたので、今度はウイルスセキュリティZEROを止めてみた。
私は出食わしたことがなかったが、大学時代に研究室メンバーから「ウイルスセキュリティZEROが入ってるとWindows Updateを止めてしまう」と言う話を聞いていたからだ。
そしてまた.NET Framework 4.0のインストールが終わり、再起動。運命の瞬間だ
…よし、ログイン画面が出た!
ということで原因はウイルスセキュリティZEROを起動したまま.NET Framework 4.0を入れたことだったらしい。
やはり「インストーラ以外のアプリケーションを終了し、ウイルス対策ソフトを止める」は鉄則だな。
もちろん、多くのアプリケーションはシステムの深部に影響しないのでうっかり止め忘れても問題はないが、今回のはOSと密接に結びついてる.NET Frameworkだからね。

■その3 事後整備

VS2010Express一式入れたら空きが12.1GiB→8.62GiBに減少。約3.5GiBもある。
そこでもう少しファイル整理して少しでも空きを増やすことに。
その途中、写真が縮小表示されないので不具合か?と思ったが、調べたら「ツール→フォルダオプション→表示→常にアイコンを~」にチェックが入っていた。
おそらくD4軽量化の時にチェックしたか、最初から入っていたんだろう。
それを外すと無事縮小表示ができるようになった。でも重くなるかもしれないから整理が終わったら様子を見て再チェックするかも。

「Omega」だとVS2010の画面が化けるので、ハードウェアアクセラレーションを切った。
VS2010に限らず他のソフト(H.264再生支援とか)でも、WILLCOM D4やVAIO PなどのGMA500系でハードウェアアクセラレーションを使うと変な挙動をするっぽい?