ソフトウェア基本法則はハードウェアにも通じる?

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ちょっとひと言 - 基本法則
これは実に興味深い。もちろんソフトウェアを作成する仕事をしているからというのもあるが、この記事の「ソフトウェア」を「ハードウェア」に、「プログラム」を「端末」に置き換えて読んでみてもある程度は意味が通じそうである(試しに書き換えた物を置いておく>PseudoHardwareLaw.txt)。
それはおそらく、端末(PC、携帯電話、あるいはiPadのようなもの)がその上で動くソフトウェアやサービスの入れ物にすぎないという一面を持っているからだろう。
もっとも、実際にはハードウェアは「物質」である以上、物質自体(プラスチック、ガラス、鉄、アルミ、あるいはもっと高価なレアメタル!)の価値があるため価値が0にはならないが…。

(以下、駄文長文注意)

それはさておき、置き換えたものでもオリジナルでもいいから、2番目をよく読むと「ユーザが楽しいと感じられる状態にする」ことが価値であると書いてある。
それならば「プログラムや端末について考える」ことが「楽しい」と感じる人(まあ、私のような人だな)ならば、それ自体に大いなる価値を見出すのではないだろうか。

しかし、残念ながらそういう人は圧倒的に少数派であるため、メーカーは「それ自体に弄りがいのある端末」など出そうとせず、「その上で動くソフトウェアやサービスに魅力がある端末」を出そうとするだろう(個人的見解として、前者の例はW-ZERO3シリーズやWILLCOM D4、後者はiPadやiPhoneだと思う)。
特に最近、そのような傾向が強く、ガラケーと揶揄される携帯電話(音声端末)においてさえ過剰なスペックを持つ機種(いわゆる全部入り)は少なくなってきている。まったくもって「スペック厨」には辛い時代だ。
まだデスクトップPCは自作という逃げ道があるが、モバイルノートPCやスマートフォンなどはそれができない。
…リファレンスボード(※)を個人向けにそこそこ安価で売ってくれないかなぁ(ぉ)。
※:ここでは「端末を開発するハードウェアメーカー向けに、その上で動くOSの持つAPI全てをサポートするように構成された評価用端末」という意味。基本的には法人にしか販売されず、仮に個人で入手できても恐ろしく高価。

長々と駄文を書いてきたが、要するに言いたいことは「どこでもいいからWILLCOM D4の理想的後継機種出せ!」だ。
あるいは先日書いた「ぼくの(ry)さいきょうSlate PC」でもいいぞ。
…調子に乗りすぎましたorz。お願いです出してください。