元の文章:http://msdn.microsoft.com/ja-jp/magazine/ff646970.aspx 以下、改変版 私が端末を最低だと思うのは、いつも、その開発者や設計者がユーザーの目的を忘れ、端末自体のために端末を飾り立てようとし始めるためです。これは、○○のハードウェアの三法則に反します。もしそうなると、熱力学の三法則ように態度を変えて噛み付いてくるでしょう。私が掲げるハードウェアの三法則は、次のとおりです。 1.ハードウェア自体には、まったく、何の価値もありません。ハードウェアが持つ価値、またはハードウェアによってもたらされる価値はただ 1 つ、ユーザーの幸せをどこまで高められるかにあります。 2.ハードウェアがユーザーの幸せを高める方法は、次の 2 つのいずれかです。 1 つは、支払いやコラムの執筆など、ユーザーが行いたい仕事の実現に役立つことです。x86 PC がこの種の機器の一例です。 もう 1 つは、ユーザーが楽しいと感じられる状態にすることです。iPadやiPhoneがこのカテゴリに分類されます。 3.いずれの方法にせよ、ユーザーは、端末について考えようとはまったく思いません。 たとえば前者であれば、執筆している文書の言い回し、支払いをすべて済ませられるだけのお金があるかどうか、そしてお金を払わなかったら一番やっかいな相手はだれかなど、ユーザーは現在取り組んでいる問題について考えたいと思っています。目標は、日常生活に戻れるように、またはとにかく次の仕事に移るために、今の仕事をすばやく、問題なくこなすことだけです。 後者であれば、できるだけ早く楽しい状態に入り、できるだけその状態に長くとどまりたいと思います。楽しみの開始を遅らせるものや、楽しんでいる最中に注意をそらすものは、仕事の妨害よりも嫌われます。いずれにせよ、端末自体に注意を向けなければならないことは歓迎されません。 要するに、ユーザーは、今も、そしてこれからも端末自体には何の関心もありません。あなたの母親ならば、愛するあなたが作成した端末だからという理由で、端末そのものにも関心を寄せるかもしれません。いや、やはり無理かもしれませんね。とにかく、それ以外は誰 1 人として関心はありません。ユーザーが関心を持っているのは、自らの生産性を高めることや、自らが楽しむことだけです。