Let'snote R8(「Naoko」)のメモリを公式最大容量の4GiBを超えて6GiB(オンボード2GiB+追加分4GiB)にしてみた。
OSはPanasonicのアップグレードキットを使ってWindows 7にしてあるが、32bitなのでOSから利用できる容量は4GiB(実際は3.4GiB程度)まで。
各種ベンチマークとかメモとか。
●換装前
・Memtest86+ 4.10
3935M 3105MB/s
・エクスペリエンスインデックス
CPU4.6 RAM4.9 GPU3.9 GAME3.7 HDD5.2
●換装後
・Memtest86+ 4.10
5983M 2966MB/s(95.5%)
・エクスペリエンスインデックス
CPU4.2(-0.4) RAM4.9(0) GPU3.9(0) GAME3.4(-0.3) HDD5.3(+0.1)
何故かCPUがかなり下がってるのが気になる。HDDが増えてるのは誤差か?
他のベンチマークでもCPU系で3~5%程度の性能ダウンが見られる。
メモリを変えたことでアクセスタイミングなどが変化したためだろうか?
検索用:Let's note R8 CF-R8G 6GB メモリ RAM 増設
以下、届いてからのメモ
●10/1
「Naoko」のMemtest86+画面をよく見ると、CPUクロックが1596MHzになっている。
そういえば以前も1.6GHz付近の値が出て、その時はバージョンが古くて正しく計測できてないのだと思っていたが、どうやらそうではないらしい。
2/13の約定期日記から引用していた記事を経由してIntelのデータシートを入手し、調べたところ、SU9400の最大クロックは1.6GHz(ただしIDAT発動時)であることが判明。
このIDATというのがCore iシリーズに搭載されているTurboBoostの前身となる機能で、余裕があるときに少しだけクロックを上げてくれるというわけだ。
ただし、TurboBoostが比較的発動しやすい(「Fen」(VAIO Z11)をSPEEDモードにしていると頻繁に発動してる)のに対し、IDATは滅多に発動しないらしい。
機会があるとすれば起動直後の数秒~数十秒か、アイドル状態が長時間続いた後の一瞬だけということになる。
つまり、Memtest86+が起動してクロックを計測する僅かな間だけ、IDATが発動してクロックが1.6GHzになっているというわけだ。
それ以外にも何度かCPU情報表示ツールで1.6GHzという値を見たが、そのいくつかは嘘ではなく本当に1.6GHzになっていた可能性が高い。
ちなみにこの記事を書いている途中に無事Memtest86+が1周完走した。
「Naoko」のメモリ増量だが、早くも不吉な予感が。
inSSIDerインストーラでメモリエラー、GUI乱れる、RAMディスク破損…これはまずったか?
とりあえずWindowsのメモリテスト(OS起動前にオプションから実行するもの)を実行。
●10/2
「Naoko」メモリ不具合の件だが、どうやらBuffaloのRAMディスクドライバが原因っぽい?
以前に一度試してみたのだがBSODになった(日記には書いてないが11/10)のでアンインストールしたはずだったのだが。
ちなみにそれに気付いたのが、セーフモードで起動した際に表示される読み込み中ドライバリストに「BFRD4G.sys」といういかにもな名前のドライバ(おそらくBuFfalo RamDisk4Gigabyte?)が見えたため。
セーフモードでそのドライバを削除し、再起動したらさっきまでの不具合が嘘のように快調。
eBoostrとRamPhantomも入れてあるが、こちらは特に問題がない様子。
ところで、昨日開始したWindowsのメモリテストだが、21%あたりで一向に進まなくなった(フリーズではない、オプションを開くF1キーには反応する)ので中断してしまった。
Memtest86+はクリアしているのでエラーはないと思うのだが、まさか32bit版だから4GiBオーバーに対応してないなんてことはないだろうな。
多分テストを「拡張」にしたから量が多くて進みが悪かっただけだろうけど、もっとMemtest86+のように進捗を詳細に示してほしい。
ところでRAM増量の結果だが、まだよくわからん(ぉ)。
元々4GiB搭載でOSが使用できる容量の上限に達していたので、増えた2GiB分は全てOS管理外。
このうち320MiBをRAMディスクに追加して768MiB(もともとOS管理外の448MiB使用)、1728MiBをeBoostrに追加して2752MiB(元はOS管理内のみ使用→OS管理外も使用に変更)にした。
ついでにOperaのキャッシュをRAMディスクに移動。少しWebブラウジングしてみたが、メモリ増量よりこれの方が効いてる気がする(ぉ)。
参考:Operaのキャッシュフォルダを変更するには - KUMA TYPE
ぐぬぬ、「Naoko」やっぱり不安定か?ついにBSODも(0x000000F4、CRITICAL_OBJECT_TERMINATION)
ただ、クラッシュ→強制再起動→eBoostrキャッシュが無効化される→普通に起動してくる→手動でeBoostrキャッシュONにする→クラッシュのループっぽい感じ。
BuffaloのRAMディスクドライバが残ってる時に構築したキャッシュなので、内容が壊れているのかもしれない。
とりあえずキャッシュ再構築し直して様子見。
やはりeBoostrで問題が起きてるっぽい。
起動後に有効にした場合は問題ないので、起動時にOS管理外領域にアクセスしようとするとアウトなのか?
仕方がないので割り当てを変更。
RAMディスクにOS管理外の全領域(2491MiB、本当は2496MiBあるがRamPhantomでは残りの5MiBが割り当てられない)を割り当て、eBoostrではシステムメモリ(OS管理内メモリ)から1024MiB確保。
そしてRAMディスクに1728MiB分のキャッシュを追加(eBoostrからはHDDとして見える)。
問題は、SDに置いたキャッシュより優先度が低く扱われてしまわないかという点。
→それ以前に起動してかなり経過しないとRAMディスクが作成されないので起動時高速化には全く貢献しないorz。
あとはRAMディスクのバックアップモードを「バックアップしない」から「ライトバック(アイドル時に保存)」に設定。
「Naoko」、メモリ増設前より起動(ログイン後)が遅くなってる気がする。
まあ、RAMディスクに1.7GiB分もファイルを転送しないといけないからなぁ。
でも、RAMディスクが作成されてeBoostrキャッシュがフルに使えるようになると速い。まるでSSD並?