OCNにおけるYouTube劇遅問題とGoogle Public DNS

4/21の日記メモから切り出し。

そういえばOCNでYouTube見ると遅いなぁ…と思って少し調査。
すると、原因はDNSサーバだという情報を発見。
対処法として、Google Public DNS(8.8.8.8、8.8.4.4)を設定すれば速くなるという。
まさかそんなわけn…
約26Mbps
YouTube公式のスループットテスト(http://www.youtube.com/my_speed)で26Mbps以上出てる。

ということで原因はOCNのDNS鯖が腐ってたでFA。
まあ、YouTubeが速くなってもどうせほとんど見ないから意味ないんだけどね(ぉ)。

もう少し詳しい調査を行ってみたのでその結果。
まず、Operaの「opera:cache」から動画URLを調べ、接続しているサーバのFQDNを特定。
その結果、両方とも「v5.lscache8.c.youtube.com」で違いはなかった。
そこで、ping(10回)、tracert、whoisをかけてみたところ驚きの結果が。

OCNのDNS(221.184.25.195、nv-kf561.ocn.ad.jp)の場合
・ping…最小122/平均129/最大146
・tracert…10ホップ目でアメリカ、13ホップ目でイタリア?ドイツ?、14ホップ目で到達。pingより時間がかかって290ms程度
・whois…最終到達サーバIPアドレス(208.117.244.156)はYouTube所有

Google Public DNS(8.8.8.8、google-public-dns-a.google.com)
・ping…最小15/平均15/最大19
・tracert…最後までずっと国内。
・whois…最終到達サーバIPアドレス(74.125.102.92)はGoogle所有。その3つ前までもGoogle所有。

運命の分かれ道は9ホップ目らしい。
OCN DNSだと9ホップ目で大阪のbb.gin.ntt.netに行ってるが、Google Public DNSだと9ホップ目でまだOCN内にいて、10ホップ目で東京のra.gin.ntt.netに行ってる。
OCNはそこからアメリカ→ヨーロッパと飛び、Googleはずっと東京のまま、おそらく東京にあるGoogleのデータセンター(?)に突入してる。
…そりゃ4Mbpsと26Mbpsという結果になるわけだ。むしろヨーロッパからのDLで4Mbps出るのはましなほうだよ。

以上の結果からから考えた根本的な原因として、おそらくOCNのルーティング情報が古いのだろう。
Google Public DNSは逆に速すぎな気がするが、そりゃGoogleはYouTube運営してる(買収した)から最適化してて当然だろう。