なんとかT-01Aの機動性を生かして、僅かな時間で自宅サーバにメモを残したり、Twitterにつぶやいたり、天気情報などを得たりする方法はないかと考えていた。
しかし、docomo網を使うとすぐに定額下限を突破しそうだし、うっかり切断し忘れて自宅でWi-Fiのつもりで使ってしまい上限到達する危険性もある。
また、emobile網(Pocket WiFi)だと現状から追加投資なしで可能だが、Pocket WiFiの電源管理が面倒である。
…まてよ、そういえば今auの携帯電話はプランEシンプル(ガンガンメール)だったよな。
このEZ WIN Eメール(以下EZメール)、調べてみると実はかなり使えるサービスだ。
端末によるが、サービス自体はテキスト10KB(10,000バイト)、添付2MiB(※)、送受信数1000件/日が上限。
※:私の持っているW62CAでは添付上限が送信合計500KB、受信合計3MB(1件500KB)らしい。
送受信数1000件は、2分に1回送受信があっても余裕があるペースだ。
これを使えば、メモ(写真・現在地情報(※追記参照)付きも可)はメールで自分のアドレスに送ればいいし、Twitterや各種情報はメールで投稿・受信できるサービスが数多くあり、もし望みのものがなければ自宅サーバにメールサーバを構築してカスタムサービスを作るという手もある。
しかも、サービス用のメールアドレスは自分のEZメールアドレスからのものしか受け付けないようにしておけばspamに悩まされることもない。
(ただし、From詐称は考慮しておく必要がある。また、重大な影響のあるコマンドの実行などはできる限り行えないようにしておき、やむを得ない時は時限付き多重確認を行うなどセキュリティに配慮する必要がある)
さらに、これだけのことができて料金は無料、正確には下限料金を超えることはない。
仮に毎日500KBのメールを200通(=100MB)送ったとして、1か月で約3GBになるが、それでも2000円以下に抑えられる(au端末単体、割賦終了後)。
もっとも、そんなに大量に送ることはまずないだろうが…。
そして、この発見は今後のモバイル選択において重要な意味を持ってくる。
これまで、秋頃に出るauの新スマートフォンを見極めて、場合によっては購入して1台目(W62CAから機種変更)にするつもりだったが、そうなるとガンガンメールが使えない。
このサービスはスマートフォンのEメールは対象外(EZメールが使える機種でも)だからだ。
おそらく、プログラムによる自動送信などで上限いっぱいまで使われる可能性などを考えてのことだろう。
せっかくワンセグやおサイフケータイなどのガラケー機能・サービスが利用可能になっても、最も重要な機能の1つであるメールと電話(※)が劣化しては1台目としては意味がない。
※:少なくとも、どのスマートフォンも物理的な形状と大きさの制約から、音声端末より通話がしづらいのは間違いないと私は考えている。
ということで、少しEZメールを軸にしたモバイル運用について体制を構築してみようと思う。
まずはカスタムサービス用のメール鯖を立てないとな…。
追記:
少なくともW62CAの場合、現在地情報の取得にはEZweb通信が必要となり、別途パケット料金がかかるようだ(1回1円程度?)。
災害時マップや簡易ハンディGPSは電波OFFモードでも可能だが、メール・写真へのGPS情報付与は電波OFFだとエラーが出てできなかった。
まあ、1日1回で30円、1日5回でも150円なので、それほど高いわけではないが使いすぎには要注意。
また、位置確認のために地図を開いてしまうとその分だけパケット代がかかってしまう。レベル3だとほぼ誤差はないので確認せず付与しよう。
さらに追記(9/27):
やはりGPS計測1回あたり10パケット(1.05円)消費している。2回計測して増加がちょうど20パケットだった。
簡易ハンディGPSは屋外であれば電波OFFでの計測でパケット消費はない。
滅多に電話やメールが来ないのであればGPSログ取り時はずっと電波OFFにしておくという手もある。