1~2時間はかかるかと思っていたが、やはり2時間以上かかった。
リアファンとフロントファンの取り付けはすぐ終わったのだが、5インチベイ用ファンの取り付けで時間を食った。
「Naomi」のケースは5インチベイへの取り付けに特殊な器具(ガイド)が必要なのだが、手元にはガイドが2組しかない。
仕方がないのでバックアップ用HDDラックからガイドを外し、冷却ファン用のユニットに付けた(バックアップ用HDDラックはeSATAで外付けにした)。
ちなみに本来は5インチベイにHDDを置いて冷却するためのものらしいが、今回はケース内へのインフロー(吸込)を増やすだけなので何も置かず取り付け。
各ファンの詳細は
フロントファン(吸込): Owltech OWL-FY1225L(29dB、49CFM)→Scythe SY1225SL12H(33dB、88.11CFM)
リアファン(吹出): Nidec TA450DC×2(1個あたり32.1dB、71CFM、2個で35.1dB、142CFM)→Scythe SY1225SL12L×2(1個あたり10.7dB、40.17CFM、2個で13.7dB、80.34CFM)
5インチベイファン(吸入):16dB、20.32CFM
となり、吸入合計は49CFM→108.43CFM、吹出合計は142CFM→80.34CFMで吹出優位から吸入優位になった。
もちろん、実際には様々な理由でカタログ通りの値にはならないが、吹出優位の状態だとケース内の圧力が負になるため、隙間と言う隙間から空気を吸い込んでしまい、大量の埃がケース内部に入ってしまう。
あと、厳密にいえばPCIスロットファンやグラフィックボードファンがあるのでもう少しだけ吹出量が多い。
ついでに騒音についても調べると、約36dB→約34dBで少しだけ減っている(補足)。
補足:音圧の合計
自動車整備士.com♪音圧(dB)の合計によると、音圧差が非常に大きいとほとんど合計は増えないらしい。
また、音圧差が0の場合でも3.0dBしか増えない。
つまり、複数の騒音がある場合、その中で最も音圧が高いものの影響が大きいということだ。
PCの場合は一番うるさいパーツを交換すればかなり静かになるはず。
また、音圧差0で3dBしか増えないということは、36.0dBのファン1個と33dBのファン2個では同じうるささということになる。
実際は共振などの影響もあるため必ずしもそうではないだろうが…。