今月のサルカニネコ休刊

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先月分で一旦休止ということで。でも再開するつもりはないかも。
あるいは不定期ということで気が向いたら数カ月~1年ぐらいおきにまとめて書くかも。

理由は忙しいというよりモチベーションの低下かな。
当初は私自身がモバイルデータ通信をヘビーに使っていたこともあり、データ重視キャリア2社(emobile、Willcom)の加入者数動向を追いかけてみようと始めた企画。
その後、途中でUQ WiMAXが増えて3社になったが、Willcomがデータ重視から音声重視に切り替え、emobileも伸びが鈍化して地上の郊外・山間部エリアもあまり広がらなくなった。
今のところUQ WiMAXが唯一今後の大幅な向上を期待しているキャリアだが、エリアの伸びが遅く、WiMAX 2ではトラフィック増により定額使い放題は無理かもしれないとの話も。
そんな感じで、加入者が多少増減したところで私が妄想しているような超広域(衛星並み)・高速(100Mbps以上)・低価格(2000円以下)・無制限(日30GB、月500GB以上、ポート・プロトコル制限なし)モバイルデータ通信なんてのはおそらく未来永劫実現しそうにないし、そもそもそんなにモバイルデータ通信活用できる環境でもなくなったため、この辺が引き時かな…という結論になった。

上記の妄想だが、実際のところこれはわざと無理っぽいのをジョークで書いた(ぉ)。
実際のところは、「電気・水道・ガス・固定電話のいずれかが開通している場所から半径250mで10Mbps以上、半径500mで1Mbps以上、半径1kmで100kbps以上の実効速度が安定して出て、その状況に応じた複数キャリアの回線を1契約で使い分けることができ、それぞれの回線ごとの上限は1万円を超えず、さらに全回線の総通信量が300MiB(314,572,800バイト)以下である場合は3000円(税込3150円)を超えない」といったところか。
実現に関してのハードルは
・山奥に1軒だけ家が建ってても、上記いずれかのインフラが通ってたら高額な基地局を置かなければならない。もちろんバック回線も必要になる
・電波特性は均一でないので、上記の帯域保障を実現するためにはベストエフォート以上に密な設置が必要。しかも実効速度なので混雑時にもそれだけ出ないといけない(これはむしろ都市中心部の方が厳しい条件か)
・上限1万円以下は今でも普通にあるが、下限合計が3000円未満になるように複数キャリアの回線を契約してそれぞれ10~20MiB程度使ったら、現状では5000~7000円×回線数は必要。これは技術やリソースというよりキャリアのビジネス的に拒否されるだろうな。ARPU激減するし。
まあ、これも相当な妄想ってことで。まだまだモバイルデータ通信は贅沢インフラってことだな。