viliv N5は一応そこそこ満足している。まあ、D4と違って最初から過大な期待を持たなかったことが大きいだろう。
それでも不満がないわけではない。
一体私はどういったモバイルPCだったら満足なんだろうか。
それは「物理法則を無視した全部入り」でもない限り無理だろう。
来年頃に出るといわれているOak Trailは、省電力を強化してバッテリ駆動時間と軽量化に貢献するが、処理能力とグラフィックは(現行Atom Zに比べて)それほど向上しないらしい。
私としては、消費電力が現行Atom Zの半分で、処理能力がCore i7並、グラフィックはGeFoce 9600GT並というのが希望だ。…はい、すでに物理法則無視。
さらにマシン全体に目を向けると
キーボード…フルピッチ、109キー
バッテリ…JEITAで20時間駆動
本体の大きさ…150mm*80mm*20mm
液晶の大きさ...21インチ(↑!?)
センサー類…GPS、電子コンパス、気圧計、加速度センサ、照度センサ、指紋センサー
マルチメディア放送…ワンセグ、フルセグ、BS・CS(アンテナ付き)
無線系…W-CDMA、CDMA2000、WiMAX、LTE、GSM、Bluetooth、アマチュア無線(!?)、衛星携帯電話
有線系…Gigabit Ethernet、モデム、光ファイバー
入出力端子…USB3.0、IEEE1394、HDMI、D-Sub、シリアル、セントロニクス、コンポジット(赤白黄)、D端子、DisplayPort、DVI
カードスロット・カードリーダー…SD/MMC、メモリースティックなど現在存在する全てのストレージカード、PCカード Type I/II/III、ExpressCard、接触型ICカード、磁気カード
その他…FeliCa、自爆装置、ジェット
価格…50万円
…もうSFも真っ青のトンデモスペックだな。
まず液晶サイズとキーボードが本体より大きい時点で無理。
あとは不必要なものを詰め込みすぎ。アマチュア無線とかセントロニクス(昔のプリンタポート)なんて絶対使わないだろw
まあ、上記のスペックはちょっとふざけすぎなので要点を絞ると、T-01Aの大きさでVAIO Zのスペック(CPU、グラフィックなど)が使いたいんだよな。
それでも十分SFなわけだが、実現するには
・空間投影式モニタ(これで液晶サイズの問題はクリア)
・空中元素固定式キーボード(キーボードはタッチの問題があるため、単に投影ではダメ)
・超高密度バッテリ(落としたら即爆発!?あるいは原子炉並か)
・未知の排熱機構(熱量自体はVAIO Z+αだとしても、小さいので熱密度がすごいことに)
・超高解像度非接触スキャナ(そうそう、DVDも読めないとだめなんだが、ドライブを搭載するのは無理なのでカメラで読み取ってISO化する(ぉ))
などの技術が必要になる。
このうち空間投影式モニタは網膜投影で妥協すれば小型化は可能か。
バッテリは技術的に可能かもしれないが安全性や治安上の問題で「どこにでも持っていける」を実現するのは無理かもしれない(研究所の中の限られたエリアだけで移動可能とか)。
いずれここに書いてる妄想スペックが実現するかもしれないが、それが一般に普及するのは少なくても50年、いや100年ぐらい先なんじゃないだろうか。
既に私は生きていないか、生きていたとしてもモバイルガジェットが使えるような状態じゃないかもしれないな…。
で、そんなオーバースペック機があって何に使うのかということだが、それは愚問だな。
答えは「何にも使わない」。そこにあって弄れるだけで十分!
もっとも、本当にそんなマシンがあったら、メインと置き換えられるから普通にメールチェックやニコニコ動画視聴などに使うと思うけど。
(「何にも使わない」というのは、あくまでメインとは別のモバイルガジェットとして導入したら、の話)