両方対応ってのは無理なのか?

Wintel連合はHD DVD側についたらしい。
HD DVD マイクロソフト インテル by Google News
対立するBlu-rayにアップルがいるとかいうのはおいといて(ぉ)、VHS対ベータの再来だとか騒がれてるけど、現行のDVD規格ではDVD-R/-RW/+R/+RW/RAM全対応ドライブとか出てるんだから、HD DVD/Blu-ray両対応ドライブとか出せないのだろうか?

しかし、ちょっと考えても問題がいくつかある。
●問題1 物理的互換性
現行DVDの場合は、DVD-R/-RW/+R/+RWについては、記録層の深さなどの物理的規格はほとんど同じなので、たとえばDVD-Videoとして焼けば、-ROMしか読めないドライブでも読めたりする。しかし、HD DVDとBlu-rayは、そうした物理的規格が違うので、レーザーピックアップなどの部品が共通化できない。まあ、最近のドライブはCD/DVD両対応なので、1つぐらい対応するディスクが増えてもいけそうな気がするのだが・・。
●問題2 ライセンス問題
最初のうちはまず両陣営とも自社規格のみのドライブを出すだろう。そのうち両方対応したドライブが出てくるかもしれないが、そのためには相手陣営の規格を使用する許可が必要だ。果たしてそのあたり柔軟に対応してくれるかどうか・・。
●問題3 小型専用機(DVDプレーヤーやゲーム機)とかノートPC
デスクトップ機であれば、両方搭載すればOKだし、据え置きの大型専用機であれば2台搭載ってのもありだろう。しかし、ノートPCなどの小型機では1台が限度。さらに小型専用機となれば簡単に交換するというわけにもいかない。先に普及したほうが圧倒的有利になってしまう。

今のところ次世代DVDドライブを買う必要がないので静観かな。まあ、なんとかなるだろ。サムスンは両対応プレーヤー出すとか行ってるし。

ところで、AMDはどちらかにつかないんだろうか?これでBlu-ray側についたりしたら「Intel vs AMD」「Microsoft vs Apple」となり、ライバル同士の戦いという雰囲気がさらに加速するんだろうけど(ぉ)。