「ステーキがトーストになる」ってのは、「どちらも焼いたものに違いはないが、美味しそうなものがまずそうな(注:トーストも美味しいものは美味しいだろうが、ここではステーキと比べて)ものに変化してしまう」という意味だ。まあ「月がすっぽんになる」といったほうが分かりやすいかも。
で、本題は、世間を騒がせたあの青色LED200億裁判が、結局8億4000万で和解したという話。
しかしえらく安くなっちゃいましたね。ということで私なりに両者の立場で見解を。
○研究者側
なに~8億4000万?ふざけんなよ?あの世紀の大発明の対価がこれっぽっちなわけないだろ。売り上げはもっとあるくせに。倒産してもいいから200億よこせ!それが無理なら特許ごと大手に売り払っちまえばいいんだよ!
○企業側
200億なんて払ったら倒産してしまうだろあふぉ。そんなことしたら従業員と株主に申し訳が立たないじゃないか。なに?特許ごと売れだと?それこそ株価大下落でえらいことになる。従業員はリストラ(ぉ)って手があるが、株主はそうはいかないんだよ!
かなり乱暴ですが(ぉ)。結局企業としては200億も払うと倒産してしまうし、せっかくの特許を手放すこともできないというわけだ。しかし200億は無理としてもせめて50億ぐらいにはならなかったのかねぇ。こんなことだと、研究者はいい結果が出せそうになったら、元の会社でプロジェクトをぽしゃったふりをしてこっそり大手にヘッドハンティングしてもらって開発するとかしそうだな(実際は情報流出とかで元の会社から訴えられるだろうから無理っぽいがね)。いっそ研究者開発基金でも作るか?会社が対価を払えない場合はそこから低金利で会社に融資して、それを研究者に払う。で、何年かかけてその金を払うというわけだ。そりゃいくらなんでも一括払いで200億はかなり痛すぎ。それなら20年かけて1年10億でも(途中で研究者が死ぬかもしれないという問題もあるが)いいんじゃないか?あるいは退社しても何年間かは売り上げのいくらかを貰い続けられる権利とか。まあ、一応私も研究者になろうかという立場なので、今後対価の算出とか支払についてよりよい方法が見つかることを祈る
p.s.これでもう「200億の青色LED」とは言えなくなっちゃったなぁ(ぉ)・・。