巡回先で見つけた記事。なんと赤信号で渡ったほうが危険が少ない??
実は私も以前から、歩行者用信号が青なのに右左折車が通ってくるのを「なんで青なのに車が来るんだ!」と思っていた。つまり、歩行者用信号が青のときは、その横断歩道に対していかなる車両(パトカー、救急車、消防車を除く)も通れないようにならないものかと考えていた。しかし、それではとんでもない交通渋滞になる。
そこでふと思う。交通渋滞を解消するために安全を犠牲にしているんだとしたら、歩行者と自動車は対等ではないということになる(普通に考えてもそうだが)。圧倒的に自動車優遇なわけだ。あまりに交通量の多い場所では歩道橋や地下道が設置されていたりするが、全体からみると少ない。
「青のときは渡ってもいいですよ。赤は渡ってはいけませんよ」というルールに忠実に従っていれば安全なはずなのに、現実には状況に応じた判断で危険を回避しなければならない。現在の交通システムは自動車という人よりもはるかに力のある物を制御するのに、人間の力に頼りすぎている。現在ITS(高度道路交通システム)の整備が進められているが、もっと早く導入すべきだったのかもしれない・・。
まあ、自動車に関しては、交通制御の問題の他にエネルギー消費や有害排出物質の問題もあるので、そちらも早急に進めていかなければならないのだが・・。