コスト≒プライオリティ?

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賞味期限切れ第2弾(ぉ)。こっちは5/23とさらに古い(ぉ)。
落としたクリップを拾うコストNER Diary経由)
コスト・・ねぇ。何事もコスト度外視で理想にできれば一番いいが、そうはいかない。何かをするには「対価」がいるってことだ。by xxxHOLiC(ぉ)。

ちなみに私はこういった考えを「コスト(cost:代価)」ではなく「プライオリティ(priority:優先度)」と呼んでいる。違いは微妙だが、コストというとどうしても金が絡んでくるイメージがあるのと、プラスマイナスの計算をするが、プライオリティは金をあまり考えないのと、プラスの方を重点的に見てマイナスを軽視or無視することもあるということだ。リンク先のクリップの例で言えば「これを拾うと時間をロスしてコスト的にはまずいけど、もったいないので拾いたい」という自分の「欲求・願望」に忠実になるということかな。いわばコストが「目先の利益より将来の収益」なのに対し、私の考えるプライオリティはその逆に近い。ただ、毎回目先の利益のみを重視なのかというとそうでもなく、マイナスがあまりに大きかったり、プラスが小さかったりすると話は変わる。

なんかよく分からなくなってしまったが、コストが「最終的に得られる(or損失する)総額」のような感覚で算出される?のに対し、プライオリティは「(プラス×α+マイナス×β)×実現の可能性×実現までの時間×信頼性×距離」というような感じである。実現の可能性とは「自分がこれをやって、果たして最後まで成し遂げられるか」、信頼性とは「仮に成し遂げたとして、予定していた報酬が得られるか(もしかしてだまされるかもしれない)」、距離とはそのまま物理的な距離(km)と、心理的な距離との両方をあわせたものだ。具体例だと「楽に金が儲かる」という類の話は信頼性が低いのでやらないとか、「東京だと100万円で売れることがほぼ確実だが、アメリカまで行けば200万円で売れるという噂がある」という場合は距離と信頼性と実現可能性(自分がアメリカまで行くのが無理かも)などから東京で売るとか、あるいは、あまりこういうことを比較したくはないが「自分の住む近くで災害が起こったが、遠いところでもっとひどい災害が起こった」という場合にどちらに募金するかとかにも関係しているかもしれない(この場合はその遠い地域に親戚や親友がいれば心理的な距離が近くなるので・・うんぬん)。プライオリティがコストより「目先の利益」を重視するというのは、「実現までの時間」の項が存在するからである。

結局よく分からないままだが(こういう話は書きなれてないし)、また機会があればまとめてみようかと。余談だが、xxxHoLiC(CLAMPの漫画)では「代価」ではなく「対価」と書かれている。英語だと代価はpriceとかcost(「金(かね)」というイメージが強そう)で、対価はconsideration(考慮すべきもの、金とは限らない感じ)となっている。プライオリティの考えはどちらかというとconsiderationを見ているのかも?

まあ、私の場合は賞味期限切れの食べ物でももったいなくて食べてしまう方だが、コスト的に考えるとこれは「もしかして腹を壊して病院に行くかもしれない。そうすると治療費とかかかるので食べないで捨てて、新しく買った方が得だな=食べない」となる。プライオリティだと私の場合「((食料を無駄にしない、もったいないので食べたいなどのプラス要素)×10000+(腹壊すかもなどのマイナス要素)×0.0001)×食べれば実現できる×すぐ食べないとやばい×食べればとりあえずプラスの効果が得られる×すぐ目の前にある=食べる」となる。まあ、人によって係数が違うので結果も違うけどね。