…なんだこの対決。
要するにemobile スーパーライトデータ(SLD)とemobile EMチャージ(EMC)の比較。
まあ、暇つぶし程度に見てくれ。いや、むしろ見なくていい(ぉ)。
以下、端末代は最小限に抑えるとする。
そのため、EMチャージはアウトレット、SLDは新にねん契約に固定。
■コスト(月額)
EMCのスタンダードは論外なのでそもそも考えない(補足参照)。
SLDは月額4,980円。1か月28(29)日でも30日でも31日でも4,980円。
EMCは30日4,410円。
その差は30日あたり501.78円。1日だと16.726円。率にすると11.38%増。
1年(365日)では2,430円。360日だと6,021.37円。365が30で割り切れないのではみ出てしまう。1年で利用停止するのであれば最後の5日は7日定額や1日定額を使うとコストを下げられる。
さて、1か月500円でトラップなし自動チャージ&自動定額(※)を利用できることに価値を見いだせるかどうか…。
※:EMCで自動チャージ&自動定額を組み合わせて安心してると、いつの間にかスタンダードプランに切り替わってしまい、自動チャージされまくった挙句高額請求が来るという恐るべき罠がある。
1か月フルに使わない場合はEMCのお得度がさらに上がる。
30日あたり1~6日の利用だと1日定額を利用することで最低630円から(6日で3780円)。
30日あたり4~7日の利用で、1週間以内にまとまって使う場合は1週間定額2250円。
それ以外の場合(8日以上の利用、まとまっていない4~7日の利用)は30日定額が得だ。
修正・追記@9/25 9:26
連続して7日利用+n日のケースでは、10日(連続7日+任意の3日)までは1週間定額+1日定額を組み合わせるほうが安い。
また、連続してn日利用+m日バラバラに利用(最初の7日のうちn日、次の7日のうち1日、その次の7日で1日…)のケースでは、4日連続+1~3日バラ、5日連続+1~3日バラ、6日連続+1~3日バラもお得。
まとめるとこんな感じ(見づらい場合は等幅のテキストエディタなどにコピーしてくれ(ぉ))。
日数 ランダム 連続
---------------------------
1 1日定額 1日定額
2 1日定額 1日定額
3 1日定額 1日定額
4 1日定額 7日定額
5 1日定額 7日定額
6 1日定額 7日定額
7 1日定額 7日定額
8 30日定額 7日定額+1日定額
9 30日定額 7日定額+1日定額
10 30日定額 7日定額+1日定額
11以降は30日定額
ランダム利用した場合の7日定額については補足その2に少し書いておいた。
追記終わり@9/25 10:11
修正@9/25 16:38
表ミスってたorz。
もっと利用頻度を下げる、つまりほぼ利用0の状態が続くケースではどうだろう(いわゆる寝かせ)
SLDは新にねんを想定しているので月1000円。
EMCは0円…と思いきや、「いつでも使える」状態を維持するためには90日以内に最低2000円チャージしないといけない。
実際90日ぎりぎりでやろうとすると失効する可能性があるため、85日でチャージするとした場合、30日あたり約706円。約3か月に1回、忘れずチャージしつづける手間に約300円の価値を見いだせるかが問題。
「いつでも利用再開できる」でよければ、450日間は契約が有効なので、30日あたり約133円で契約維持可能。ただし、チャージから90日以降(残高失効後)に利用再開する場合は別途チャージが必要。
勝敗判定:細かいことを言えばEMCの勝ち。ただし、時間はないが金のある社会人はSLD契約したほうが無難。うっかりEMCスタンダードで使ってしまうと大損だ。
■性能(スループットなど)
端末が同じなら変わらないはずだ。
もしかするとスタンダードだと従量制だから少し速いのかもしれないが、料金が現実的でないので考慮しない。
端末が変われば当然その端末の上限までということになる。
ただし、EMCは現在7.2Mbps対応端末までしか出ていないため、最大スループットは下り7.2Mbps/上り5.8Mbps。
一方のSLDだが、21Mbps…と言いたいところだがそれはSLD21。従来のSLDではやはり下り7.2Mbps/上り5.8Mbps。
勝敗判定:引き分け。
■解約
EMCはアシスト840を付けなければ違約金はかからないはずだ。450日放置しておけば自動的に解約される。その間必要なコストは0。もちろんチャージは帰ってこないが。
SLDは2年(約730日)経過するまでは寝かせる場合と同じだけの違約金が必要。つまり最低24,000円はかかる。
ある程度利用する見込みがある場合はSLDで問題ないが、近々状況が急変する可能性がある場合(まさに今の私)はEMCで様子見する方がよさそう。
これに関してはケースバイケースなので勝敗はつけない。
■その他
エリアや利用できるサービスに差はないはず。
勝敗判定:引き分け。
■総合判定
少ない小遣いでやりくりしている学生やパート・アルバイトの人は、金はないが時間はあるはずなのでEMCでコストダウンを図るのがいいと思う。
正社員など金に余裕のある人はSLDにしておいた方が何かと無難。さらに金に余裕があるならSLD21+対応端末で高速モバイル通信を楽しもう。もっと金に余裕があるならUQなど他社と併用もありだな。さらに余裕があるなら(年収数千万~億クラス?)衛星電話束ねて世界中どこでも…ってそりゃもうemobile関係ねーよww
年に数日、決まった期間にかたまって使う人はEMCで使う直前にチャージ。
使う月と使わない月が交互ぐらいの人もEMCがよさげだが、収入と相談でSLDもありか。
MVNOだと固定BB利用前提で寝かせ費用0円のところもあるので、それらも考慮するとSLDのほうがいいかもしれない。
まあ、この記事書いてる時点ではまだEMチャージ端末が届いておらず、試してもいないので憶測だけで書いてるから実際に使ってみると全く違う感想になるかもしれない。もしそうなったら新たに記事を書くことにしよう。
ではさらば。
補足:EMCスタンダードは使えない?
動画やWeb閲覧でガンガン使う場合は当然使えない(コストが高すぎる)。
メール程度でちまちまと使う場合でも、1MiB以下は1MiB扱いなので63円かかる。
仮に1MiB近い(が1MiB未満の)メールを送りまくった場合で、70通送れば4,410円で30日定額より高くなり、80通送ればSLDより高くなる。
大抵のメールはせいぜい1~2KiBなので、月に5000通送ってもSLDの上限に達しないぐらいだ。
もっとも、切断しなければEMCスタンダードプランで2KiBを5万通送っても63円。もちろんOP25Bがあるからspammer天国なんてことにはならないが…。
補足その2:7日定額とランダム利用(9/25 10:15頃追記)
ここでは安さに関係なく、7日定額のみを使う場合を考える。
30日のうち1日をランダムに使う場合、7日定額は1回で済むので2250円。
30日のうち2日をランダムに使う場合、1日目と同じ7日に入る確率は6/29。入らない確率は23/29。よって2250*(6/29)+4500*(23/29)=約4034円が期待値。
30日のうち3日をランダムに使う場合…もうこの時点で相当面倒。計算間違ってるかもしれないから詳細な式は省略するが、4509円ぐらいになった。
まあ、完全なランダムの場合は7日定額の出番はないと考えてよさそうだ。