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2008/7/28(月)

毎度のことながらこっちはいつも記事が遅れるなぁ。今回もこの「更新」を作ったのが8/19。
完成は9/8 2時頃。

●「Omega」vs「Naoko」

同じ超小型モバイルPC(UMPC)ってことで、徹底的に勝負させてみることにした。
以下、「Omega」(SHARP WILLCOM D4)=D4、「Naoko」(SONY PCG-U1)=U1と略す。
一応カタログへのリンクを張っておく。
D4→仕様|WILLCOM D4:シャープ
U1→「バイオU」 PCG-U1

■Round1 モバイル性(サイズ・重さ)

D4vsU1比較1
上に重ねてみた。
横幅はほぼ同じだが、縦幅が5cmほどU1のほうが長い。
厚みは大容量バッテリU1>大容量バッテリD4>U1>D4。
D4vsU1比較2
並べてみた。D4の小ささが際立つ。
一方、U1は画面が大きくて見やすい。解像度もXGAだし。

カタログスペックは

D4:188*84*25.9(mm、本体最薄部。大容量バッテリ取り付け時は厚み35.3mm)、460g(大容量バッテリ時575g)
U1:184.5*139*30.6(mm、バッテリ装着部は46.1mm)、820g(大容量バッテリ時は記載がないが、約1100g)

となっている。
このラウンドではD4の勝利と考えていいだろう(キーやポインティングデバイスの評価は後ほど)。
1 D4 vs U1 0

■Round2 通信
それぞれのマシンが備えている通信機能は

D4:無線LAN、Bluetooth、PHS
U1:有線LAN

…D4の圧勝だな(※)。
※ここでは実際の使用感などは無視して、カタログ上の性能で比較していることに注意。
2 D4 vs U1 0

■Round3 電力
まずはカタログの電力を見てみると

D4:最大約23W
U1:30W(バッテリ充電含まず)

と書いてある。でもこれじゃあまりよくわからない。場合によってはD4>U1となることもあるだろう。引き分け。
そしてバッテリだが、

D4:標準1.5h(充電3h)、大容量4.5h(充電7h)
U1:標準3[2.5〜4]h(充電2.5h)、大容量は書いてないが、容量から計算すると9[7.5〜12]h。

となっている(両方ともJEITA測定法Ver1.0の値、U1の[]内はカタログに記載されていた範囲)。
…JEITAで2倍も差があるんだが。
D4は実際のところ1時間も持たない。バッテリについてはU1の勝利だな(重さは別として)。
総合的にこのラウンドはU1の勝ちということにしておこう。
2 D4 vs U1 1

■Round4 入出力ヒューマンインタフェース(キーボード、マウス、ディスプレイ)
まずディスプレイだが、U1は1024*768、D4は1024*600が最大。これはU1の勝ちだな。
そしてキーボード。これもU1のほうが入力しやすい。
しかし、マウス…というかポインティングデバイス(タッチパネル含む)に関してはD4のほうが優れてるというか、U1がかなり操作しづらい。
後のU101などでは改善されているようだが…。
2対1でU1の勝ちとしたいところだが、ポインティングデバイスの操作感はかなり大きいので引き分け(ぉ)。
3 D4 vs U1 2

■Round5 HDD
カタログ上はD4が40GB、U1が20GB。
しかし、私のU1はHDDクラッシュにより交換しているので40GBある。
これはずるいのだが、引き分け(ぉ)。
4 D4 vs U1 3

■Round6 その他のストレージ、I/O
W-SIMスロットは除外(通信のところですでに書いてあるので)。

D4:microSD(SDHC)、イヤホンマイク端子(平型)、USBミニAB(2.0/1.1)、拡張端子(クレードル、RGB/USBケーブル用)
U1:メモリースティック(マジックゲート対応)、ステレオミニジャック(出力)、モノラルミニジャック(入力)、PCカードスロット(TypeII、CardBus)、USB*2(1.1)、IEEE1394、VAIO周辺機器用DC、ディスプレイアダプタ専用端子

これは悩む…が、やはりD4かなぁ。ぎりぎり辛勝という感じだが。
U1のUSBだが、せっかく2つあるが両方1.1なので2.0専用機器が使えず、2.0/1.1両対応機器でも非常に遅くなってしまう。
また、メモリースティックは使わないので無用の長物だ。
D4のUSBがミニじゃなくて普通のコネクタだったら完全勝利なんだけどなぁ。
5 D4 vs U1 3

■Round7 マルチメディア
いわゆる動画再生やテレビなど。
…といってもD4のワンセグぐらいしかないだろ。ってことでD4の勝ち。
※実際にはD4のワンセグはほぼ室内(しかもアンテナ接続できる環境)限定なんだけどな。
6 D4 vs U1 3

■Round8 ベンチマーク
いよいよ来ましたベンチマーク。
量が多くなるので別ページに分けた→UMPCベンチマーク対決2008 「Omega」vs「Naoko」
結果をざっと見ると、大体1.3〜3倍ぐらいD4が高性能である。
D4を中心に見ていくと、CPUに関してはSandraのWhetstoneで負けている他は勝っており(※)、Sandraのマルチメディアでは10倍以上というすさまじい性能差を見せつけている。
※PerformanceTestで負けているように見えるが、これはシングルスレッドテストのためHTでは速度が半減する。
尤も、その性能を生かすためにはプログラムがSSE2、SSE3、SSSE3などの拡張をフルに使うようになっていないと意味がない。
まさかD4でビデオ編集やエンコード、ましてやSETI@homeなんてしないだろうから、使うとしたら動画再生支援目的ぐらいだろうか。
一方、グラフィックに関しては弱いようだ。これはOSの影響もあるかもしれない(VistaはGDIが遅い)。
U1は腐ってもRADEON(モバイル用だが)ということか。でもFFXIのように重いのは別らしいが(メモリ量の問題か?)…。
気になる勝敗だが、総合的に判断してD4の勝利かな。
7 D4 vs U1 3

■最終Round 複合性能
そして最後は複合性能。様々なシチュエーションでの使いやすさなどを比較。
あえて得点はつけないでおく(どちらかに有利なシチュエーション連発すると意味がないので)。

・リビングでVNC
これは「Clys」の勝ちだろう。え?デスクトップな上にそもそも今回の勝負に参加してないだろうって?
…いや、これはシチュエーション設定をミスったな。なかったことにしてくれ(ぉ)。

・電車でWebブラウジング
これはD4。そもそもU1には広域無線(PHSや3G携帯電話ネットワーク)がない。
W-ZERO3をモデムとして使うという裏技を許したとしても、ポインティングデバイスの操作感からやはりD4だ。
画面の広さはU1のほうが広いが、大抵のサイトは縦768でも収まりきらないため縦スクロールが必要となる。
そうなるとD4はダブルタップスクロール、U1はジョグダイヤルと両方ともスクロール用の機能を持っているのでその部分は引き分け。
あと、なんといっても手で持っているときの重さが全く違うからね。

・大学の講義室で資料閲覧
こちらはU1。講義室だとPHSではなく無線LANが使えるが、D4の無線LANは完全に死んでいる。
…なのでUSB無線LAN購入したんだけどね。
U1も単発では無線が使えないのでそれについては引き分けだ。
しかし、電車+ウェブブラウジングと大きく違うところは「手で持たなくていい」というところと「画面サイズ」という点である。
あとは標準でUSBコネクタのあるU1だとアダプタなしでモバイルマウスが使える。
いくらD4のポインティングデバイスが優れているといってもマウスには負けるな。

・研究室でニコニコ動画視聴
研究室のPC(orWS)…というのは置いといて、これはD4だろうね。
U1は性能もそうだがメモリ的にかなり厳しい。

・文章を作成
U1だな。特にWordなどを使わずにテキストエディタ(TeraPadなど)を使った場合はU1の圧勝。
文章入力中はポインティングデバイスはあまり使わないので、キーボードでの勝負となる。
そりゃU1のほうが入力しやすいに決まってるじゃないか。

・ゲーム
といってもFFXIのような重いのは無理。
これは非常に微妙だなぁ。軽めのだとU1でも十分プレイできるし。
ただ、ゲーム機的に考えると、軽くてタッチパネルが使えるD4のほうが有利。
特にVistaで新しく追加されたインクボールなんてのはまさにD4のようなタッチパネル搭載PCのためのゲームだ。
他にはソリティアなどのドラッグ&ドロップもU1だときつい。
ただ、D4の場合夢中になりすぎて保護シートが擦り切れないように気をつけないといけないが(ぉ)。
あと、U1はどうやってもポケットに入らないが、D4だとぎりぎり上着の隠しポケットに入る(※)のでさっと取り出して遊ぶということも不可能ではない。
※夏用で確認。冬用でそこまで隠しポケットの大きいのはなかった気がするな…。
これもD4かな。

■結果は?
まあ、予想通りだがD4の勝利かな。
尤も、かなりのバイアスがかかっていることは認める(買ったばかりだし)。
また、U1のほうが優れている場面も多くあるだろう(特にキーボードを使うようなタスク)。
でも多分D4を使いこなしていく方向に行っちゃうだろうなぁ。
U1はすでにかなり使ってる(入手は2002/12/31なので、そこを基点とすると約5年8ヶ月)ので減価償却を終えたと考えることもできるけど、D4はまだ1ヶ月程度しか経過してないからね。

さて、時間もなくなってきたことだし(現在9/8 1:22頃)、あまりdrdrやってるとだれてくるのでこの辺で終了。


2008/8/19(火)

今度はすぐに記事を作成…が、中身はすぐに作成できるだろうか。→できなかった@9/7。

●ところてん式フロントパネル取り付け

いわゆる押し出しアップグレード。
7/25に買ってきたフロントI/Oパネルを「Naomi」に取り付け、「Naomi」に取り付けてあったフロントUSBパネルを「Alice」に取り付けた。

「Naomi」にフロントI/Oパネル取り付け 「Alice」にフロントUSBパネル取り付け

■取り付け
特に問題なく終了。
「Naomi」のフロントパネルにあるeSATAは、M/B上のコネクタに空きがなかったので取り付けられず。
フロントオーディオのほうは、なぜか接続してもリア出力が切断されない。仕方がないのでディスプレイ(リア出力を接続している)のボリュームを0にした。

■使用感など(9/7)
まあ、これについてはむしろ停滞したことで書くことが増えたのでいいか。
「Naomi」のほうだが、ファンコンはリアケースファンに接続したものの、ほとんど弄る必要がない(他が爆音すぎる)のでそのまま放置。
フロントオーディオも、Bluetooth導入によって不要になってしまった。
…むしろUSBが減った分マイナスじゃね?orz
一方、「Alice」のほうは4つあるUSBにBluetoothや無線キーボード(非Bluetooth)、無線LANなどを接続して様々な使い方ができるので大幅なプラスだと言えるだろう。
ただ、Bluetoothと無線キーボードは干渉してしまうので同時に使えないようだ。


2008/9/4(木)

こっちは単発記事が多いから冒頭文書きにくいなぁ。廃止するか?

●「Fen」ファン刷新

長い間の念願だったファン刷新(というか取り付け)を行った。

新ファン
新しいファン。
比較しようにも古いファンは跡形もなく破損してるからなぁ…。
取り付け後
取り付けたところ。
フラッシュ撮影なのでシャッタースピードが速く、回ってないように見えるがすでに回転中。

取り付けは何の問題もなく終了。
2007/2/27のクラッシュ以来、実に約1年半ぶりに本来のファンが戻った。

■冷却効果は?
さっそくMobileMeterで計測。
…あれ?80度越えてるんだが。
その後、SETI@homeのCPU使用率スロットリングで66.6%に減らしてみたのだが…


うーん、ぎりぎり?65度と80度の間を行ったり来たり。

これはいったいどういうことなのか。中古だからへたってる?ファン制御チップがおかしくなった?

■結論というか続き
実はこれを書いてる9/7 21:40時点では冷却力不足の原因が判明している。
それについては約定期日記の記事を参照してくれぃ。


2008/12/23(火)

やっちゃったZE☆

●「Naomi」グラボアップグレード

「Naomi」のグラフィックボードをNX8500GT(GeForce 8500 GT)からN9600GT(GeForce 9600 GT)にアップグレードした。
購入までの流れは約定期日記を参照。

■開梱〜取り付け
・2スロット占有するのでダミーで差してたカードを撤去、ケーブルも少しだけすっきりした(?)
・アナログCDオーディオケーブルも撤去
・最初起動しなくて焦ったが、外部電源ケーブルの接続が甘かったらしい。
・同じGeForce系だからそのままOKか…と思ったがそうは行かないらしい。ということでドライバ入れなおす。

N9600GT 内容物
内容物。

本体の他にドライバCD、変換アダプタ、補助電源ケーブル(4ピン用)など。

N9600GT 表
本体表面。

赤いプラスチック部品の強度はそれほどなさそう。うっかり力を入れすぎるとポキっといってしまうかも。

また、パッケージのキャラが描かれたシールが貼ってあるが、取り付けちゃったら見えないよなぁ…。剥がれてきたら交換時期ってことか?

N9600GT 裏
本体裏面。

バックプレートを使った冷却システムなんてCPU並だな。まあ、今時のGPUはCPUと同じぐらいかそれ以上に電力食うし熱を出すからね。

N9600GT 取り付け
取り付け。

写真の右側中央にあるフェライト付き網ケーブルが補助電源ケーブル(6ピン用、電源に付属)。

しかし、すごいことになってるなぁ。
余談だが、サムネがアスファルト上に改造自転車(?)を置いてあるように見えた(ぉ)。

N9600GT vs NX8500GT 表
NX8500GTとの比較その1。

NX8500GTはファンレスモデルなのでかなり大きめのヒートシンクを搭載しているのだが、N9600GTの赤カバーはそれ以上の存在感だ。

N9600GT vs NX8500GT 裏
NX8500GTとの比較その2。

基盤の大きさが全然違う。NX8500GTは省スペースPCを考慮しているのかかなり小さめだ。
そのためか、NX8500GTは裏面にメモリチップの一部を実装している。

N9600GT vs NX8500GT 横?
NX8500GTとの比較その3。

…まるで軽トラックとダンプカーだな。

余った…。

■ベンチマーク
アップグレードといえばベンチマークが付き物だ。
ということで早速ベンチマーク→2008GPUupgrade
さすがに当時(2008年3月、NX8500GT購入時)は2万円以上していただけあって、性能の差は歴然。
DirectX(3DMark、ゆめりあ)でもOpenGL(GL Excess)でもNX8500GTに比べて2倍以上のスコアを出している。
しかし、あまり伸びていないものもある(AquaMark3、CINEBENCH、FFXIBench3、夏海ベンチ)。
私はあまり3D処理に詳しくないのではっきりとは言えないが、おそらく、これらはCPU寄りなのではないかと思われる(※1)。
また、言うまでもないことだが、各ベンチマークの「CPU」項目はCPUでの処理を計測する項目なのでそれほど向上していないのは当然である(※2)。

CUDAのベンチマークもやろうかと思ったが、比較できるデータを持っていないのと、簡単にベンチマークできるソフト(※3)が見つからなかったので諦めた。
PhysXについては厳密なベンチマークは行っていないが、「NVIDIA PhysX Particle Fluid Demo」を実行した結果からかなり向上していることが分かった。

※1:
参考までに「Alice」にWinXPを入れて夏海ベンチを行ったスコアは10315。内蔵グラフィックでこれだけ出るって事はほぼ間違いなくCPU系だろうな。
また、FFXIBench3はネット上の情報でCPU寄りと書いてあるのを見かけた。逆にゆめりあは純粋なGPU性能を反映しやすいらしい。
※2:Totalスコアに占めるCPUスコアの割合が多い場合、CPU性能に引っ張られてTotalの伸びも悪くなる。
※3:動画トランスコードソフトなどがあるのだが、ソースとなる動画によってもスコアが違うだろうし、いろいろと面倒そうである。

■実効能
ベンチマークの結果からかなり性能が高いのは分かったが、実際の効果はどうかと言われれば…よく分からん(ぉ)。
だって、3Dバリバリの最新ゲームなんてやらないし、FFXIやRagnarokOnlineはそれほどGPUパワー食わないし。
じゃあ何故アップグレードしたし!って話になるのだが、上記の「よく分からん」ってのはあくまで3D・2Dの描画に関しての話だ。
そもそもこのアップグレードの目的はCUDA版SETI@homeを動かすことにあったわけだから、GPGPU(汎用処理GPU)としての性能・効果を見ないと意味がない。
で、それはどうやって見るんだとなると…CUDA版SETI@homeを実際に動かしてRACの変動を見るしかないとなるわけだ。

ということでこの記事は終了。ちょうど時間もないことだし(現在12/30 1:13)。
以降のCUDA版SETI@homeに関する状況は約定期日記に書くことにする。ではさらば。
次の自作PC日記記事は何になるんだろうか…。


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