2008年上半期分
アップグレードは2007年にやったのだが…。
※「Fen」メモリ増設記事との順番を保つため、日付を固定。もちろん1/1なんて捏造に決まってr(ry。
書き終えたのは3/18 0:10。停滞ってレベルじゃねーぞ。
●「Alice」アップグレード
更新楽にするためにテンプレ作るって手もあるんだが…。
と、それはさておき、約定期日記2007/12/13の冒頭文に書いたように
Q.12/1に「しないつもり」と書いたはずなのに、浮気アップグレードの計画が練られているのはどうしてだろうか(ぉ)。
A.SETI@homeの順位が上がらなくなってきたのと、物欲開放したいのと、難波遠征したいから。
浮気なのは好敵手(ライバル=Intel)の性能も見ておきたいから。
ということで浮気アップグレード決行。
★2007/12/22
パーツ購入。詳細は約定期日記。
こっちにはパーツの写真を載せることにした。
これ以外は以下の組み立て記事で。
★2007/12/30〜31
■ハードウェア組み立て
もうPCアップグレードもかなりやってるのであまり書くことはないが、久々のIntel自作で初めてLGA775をこの目で見た。
ああ
CPUではなくM/Bのソケットからピンが生えている。 今までのM/Bと同じような感覚で扱ってると泣くことになるかも。 |
CPUをセットした状態。 金属フレームで固定する仕組みになっている。 |
その他は光るケースFanかな(設置前の写真撮るの忘れたのでパーツリストのほうにない)。
完成後はこの位置からしか見えない。 |
こちら側は塞がれてしまう。 |
部屋の照明をつけていると全く目立たないし、部屋を出入りする時しか見ることが出来ないので少し寂しいが…。
まあ、こんなところ(ぉ)。
もちろん、memtest86+やDFTでチェックして問題ないことも確認済み。
ちょっとしたベンチマークにもなるmemtest86+。 今まで購入したメモリがすぐにエラーになったことはない。 ただ、メモリモジュールが正常でもM/Bとの相性でエラーが出ることはある。 |
定格状態での電圧や温度。 まあ、温度は室温に依存するから参考程度に。 |
■OSインストール〜BOINC稼動
(2008/3/16 1:42)まとめるの面倒(ぉ)だし、他にTODOが山盛りなのでログ(といっても私が書いたメモ)で勘弁してくれorz。
ということでインストールログ→alice_winvista_log.txt
アップグレード完了後も1/15まで追記してあるが、それ以降の変化は約定期日記などを参照。
4タスクが同時に処理される様子は見ていて気持ちいい。だが、これもすぐに物足りなくなるんだろうな…。
■ベンチマーク
1/5に一度Vistaで取ったが、BOINC動かしたままだったため不正確な値になってしまったので1/14に取り直し。
XPは1/12〜14で取った。
Vistaの結果から一部のみピックアップする。
※ベンチマークはすべて定格(2.40GHz)で取った。
●GogoWinBench 1.23+gogo.dll 3.10pl2 拡張(MMXとか)全部使用。 NOPSY 365.30 PSY 299.59 ●Superπ 1.1(オリジナル)104万桁 23秒 ●BOINC 5.10.13 2358 floating point MIPS (Whetstone) per CPU 5143 integer MIPS (Dhrystone) per CPU ●Sandra XI Dhrystone ALU 44151 Whetstone FPU 18907 EXT 30731 Multimedia Int ALU 57167 EXT 265493 Multimedia Float FPU 19733 EXT 144278 ※EXTは設定可能な拡張(SSEなど)を全てONにした状態、ALUとFPUは全て外した状態、あるいは適用可能な拡張がない場合 ●CrystalMark 2004R2 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= CrystalMark 2004R2 [0.9.123.404] (C) 2001-2007 hiyohiyo Crystal Dew World [http://crystalmark.info/] -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ------------------------------------------------------------------------------ CrystalMark Result ------------------------------------------------------------------------------ Display Mode : 1024 x 768 32bit (ClearType) CrystalMark : 126850 [ ALU ] 44046 Fibonacci : 18962 Napierian : 8032 Eratosthenes : 5876 QuickSort : 11154 [ FPU ] 45293 MikoFPU : 4951 RandMeanSS : 25253 FFT : 7785 Mandelbrot : 7282 [ MEM ] 19117 Read : 7052.98 MB/s ( 7052) Write : 3134.60 MB/s ( 3134) Read/Write : 3113.11 MB/s ( 3113) Cache : 57962.80 MB/s ( 5796) [ HDD ] 6742 Read : 54.06 MB/s ( 2162) Write : 43.20 MB/s ( 1728) RandomRead512K : 28.54 MB/s ( 1141) RandomWrite512K : 25.59 MB/s ( 1023) RandomRead 64K : 6.01 MB/s ( 240) RandomWrite 64K : 11.21 MB/s ( 448) [ GDI ] 7385 Text : 4176 Square : 380 Circle : 1353 BitBlt : 1476 [ D2D ] 3196 Sprite 10 : 711.45 FPS ( 71) Sprite 100 : 396.64 FPS ( 396) Sprite 500 : 129.61 FPS ( 648) Sprite 1000 : 67.59 FPS ( 675) Sprite 5000 : 14.01 FPS ( 700) Sprite 10000 : 7.06 FPS ( 706) [ OGL ] 1071 Scene 1 Score : 610 Lines (x1000) : ( 51495) Scene 1 CPUs : ( 8) Scene 2 Score : 461 Polygons(x1000) : ( 13029) Scene 2 CPUs : ( 8) ●HDBENCH 3.40β6 ★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★ ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw 123739 688801 396144 360447 180888 359730 36 Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive 6579 18158 8400 314 56078 44329 12383 20897 C:\100MB |
結果を見ると、「Naomi」と比べてクロックが1割ほど上なのと、コア数が倍なのでそれ相応の性能アップとなっている(1.8〜2.2倍程度)。
しかし、一部のベンチマークでは2.5〜3倍近い値(SandraのMultimedia
Intにいたってはなんと6倍超!)になっているものもあり、これはやはりSSE3やSSSE3などの拡張命令が効いていると思われる。
拡張命令の効果はどのようなソフトを使うかに依存するが、SETI@home/BOINCの場合は拡張命令が非常に有効(ただし最適化クライアントの場合、でも最近は標準クライアントでもある程度最適化されてる?)なので、定格時で約3.4倍、3GHzOC時で4倍以上のRACを叩き出している。
※上のベンチマーク結果リスト内にあるBOINCではそれほど差が出ていないが、それはBOINCクライアントのベンチマーク自体は拡張命令に最適化されてないから。
それに現在ではCreditの算出方法がベンチマーク×時間ではなく浮動小数演算回数(内部で独自にカウント)×係数に変更されたので、BOINCクライアントのベンチマーク結果はもはやSETI@home/BOINCのスコアと関係がない。
■ベンチマーク評価
以上の結果から、SETI@home特化マシンにする場合は現状ではIntelのほうが圧倒的に有利だということが判明した。
AMDの拡張はSSE3以降あまり効果が出ない上に、Intelコンパイラでコンパイルしたバイナリは動かないのが痛い。
さらに、Core 2 QuadはOC耐性が高めらしい(0.025Vほど上げるだけで2.4→3.0に上がった。さらに定格空冷で3G行くのもあるとか)。一方のAthlon/Phenomだが、最近のはどうなっているか分からないが、「Naomi」に搭載のAthlon
64 X2 4200+(Socket939、Manchester)は2.2→2.4も無理だった気がする。
こうなるとますますAMD不利だな…Phenomはエラッタがあったし。
でも、次の「Naomi」アップグレードはPhenomで行こうかな〜なんて考えている。なんとなく2番手を応援したい心理かな。
もちろん、今後の動向次第ではIntel寝返り(もはや浮気というレベルではない)もありうるかもしれない。
SETI@homeやらないんだったらAthlon/Phenomも悪くはないと思うんだけどね…。
HDDは…HDDはだめだっ!!
→「Fen」(LaVie RX LR700/8E)はBig Drive未対応っぽいので増設できても120GBだけどな。
●「Fen」メモリ増設
やったのは1/20。書き終えたのは3/18 18時頃。停滞ってレb(ry
開発をやっていて、メモリが足りなくてパフォーマンス落ちまくりでいらいらしてきたので衝動的にメモリ増設することにした。
pagefile.sysとhiberfil.sysの容量増えるからSystemSelector2のパーティションマネージャで増やそうとしたらサイズ変更できない。
ふと断片化状況をチェックしてみるとすごいことになっていた。ってことでデフラグを実行。
でもどうせならメモリ増設してからやったほうが早いかも?と思い、デフラグを一旦中断してpagefile.sysをXドライブに移動させてメモリ増設。
Cima TD333-N。 I-O DATA SDD333-1Gと同等らしい。 |
表面(便宜上そう呼ぶ)。 チップはTMTc製。 |
裏面。 QRコードは「Cima2007122600000011_03484_00108」。 書いてある内容とほぼ同じである。 |
ぐはっ!すごい埃!! |
埃を除去してメモリモジュールを装着。 |
memtest86+でチェック。よし、エラーなし。 |
増設の効果だが、ベンチマークなどは取っていないが体感的にはかなり快適になった。
しかし、どうせならもっと早くやっておけばよかった…。今はDDR2よりDDRのほうが高いからね。
でも、購入当初は大学卒業時に買い換える予定だったから増設しなかったのである。
追記:パーティションサイズ変更
実際には断片化ではなく不良クラスタが原因だった。詳細は約定期日記2008年1月分を参照。
実際に日記書いてるのは3/3だけどな(ぉ)。
さらに書き終えたのは3/31 1:38。
●「Miria」ダウングレード
ちょwwダウングレードって。
しかも約定期日記のほうに結構書いてるのにわざわざこっちにも書くとは。
さらにいうと「Alice」アップグレード記事も書けてない。
さすがにこれはまずいので先に「Alice」アップグレード記事を完成してから続きを書くことにする。
→終わったので書く(3/18 18:24)
「Miria」がリミットブレイク超究武神不安定状態に陥ったので衝動的に「Alice」1stの構成でダウングレード。
で、結局写真掲載したのが3/31 1時頃。
ダウングレード以降、HDDショートで再起動させた以外はクラッシュは3回にとどまっている。
安定しているといえば安定しているが、せっかくUPSつけてるんだし、どうせなら半年ぐらいノークラッシュで稼動し続けてほしいものだ。
3回ともクラッシュの原因はCIFS(厳密には1回目は不明だが、おそらくそうだろう)なので、CIFSを使わなければクラッシュしないのだが、今のところ「Miria」⇔「Sephie」のデータやり取りはCIFS(Windowsファイル共有、samba)使ってるからなぁ。
とりあえずこの記事はこれでおしまいにする。何かあったら約定期日記のほうで。
…あ!ログあったの忘れてた。ということで貼り付けておくので何かの参考にでもなれば。→miria2_centos5_log.txt
…もう5/5なんだがorz。
…もう7/20なんだがorz。適当でいいから早く始末しないとD4記事が。
とりあえず完成させた@8/16 17:21。
●「Naomi」部分アップグレード
3/19の分もまとめて書くことにする。
もう1ヶ月以上前なのでほとんど忘れてる。とりあえず写真貼っとくか。
しかし、4枚目以降はデジカメ故障中で旧デジカメ(Nikon
COOLPIX 2100、フラッシュ故障)で撮影したからいまいちだな。特に4枚目とか思いっきりブレてるし。
■HDD
ニコニコ動画の保存量増加によりHDD枯渇の危機が生じたので増設を行った。
データ保管の堅牢性を増すためにRAID 1を構成することにした。
起動動ライブではないためOSの再インストールが不要で導入しやすかった。
以下にベンチマークの結果を示す。
・CrystalDiskMark 2.1
※単位はMB/s。CrystalDiskMark はMB/sが1,000,000byte/sなので、MiB/s(1,048,576byte/s)だと約5%ほど低くなる。
テストサイズ:100MB |
HDP725050GLA360(新Uドラ) |
HDT722516DLA380 (旧Uドラ) |
変化 (旧→新RAID) |
||
項目 | 単体 | RAID 1 | |||
Sequential Read | 88.737 | 87.367 | 58.069 | +50.45% | |
Sequential Write | 85.761 | 82.656 | 52.712 | +56.81% | |
Random Read | 512KB | 44.974 | 53.782 | 35.568 | +51.21% |
4KB | 0.729 | 0.766 | 0.718 | +6.69% | |
Random Write | 512KB | 62.125 | 58.121 | 33.651 | +72.72% |
4KB | 1.98 | 1.802 | 1.906 | -5.46% |
Randomの4KBを除いて、約1.5倍という大幅な性能向上が見られる。
・HD Tune 2.53
※CPUが100%になっているのはBOINCを止めてなかったためだと思われる(後日試したらDLA380のほうで7.9%だった)。
広い領域で高い性能を保っていることが分かる。
前半40%ぐらいは速度の低下が見られないが、これは非稼動部(I/OチップやM/Bなど)の限界に達しているからではないかと思われる。
アクセスタイムが長くなっているのが少し気になるが、これは容量が増えているのと、RAID
1であることが関係しているのかもしれない。
いずれも実際に体感できる変化はあまりないが、大量のファイル操作やウイルススキャンなどで違いが現れると思われる。
このサブ記事を書いたのは8/16(ぉ)。もう5ヶ月ほど経ってるのか…。
今のところクラッシュも発生しておらず、RAID 1の効果についてはまだ実感していない(むしろ実感したくないが)。
増設当初は300GiB近くあった空きも、現在では185GiB程度に減っている。
あと、内容が若干投げやりな気がするが、そりゃ5ヶ月近く経ってれば記事書くモチベーションも落ちるよ…。
■グラフィックボード
これまで使っていたGeForce6600GTの性能に不満はなかったが、3D機能が正常に動作しなくなったため代替品を購入した。
(実際にはしばらくの間「Sephie」を使って3Dゲームをやっていた)
以下にベンチマークを示す。
ドライバ:ForceWare 169.21 2D、D3D、OGL:6.14.11.6921 |
ELSA GLADIAC 743 GT [GeForce 6600 GT] |
MSI NX8500GT-MTD256EH [GeForce 8500 GT] |
変化 | |
AquaMark3 Official Mark(D3D) | GFX | 8681 | 8924 | +2.80% |
CPU | 9210 | 9406 | +2.13% | |
Total | 59006 | 60534 | +2.59% | |
CINEBENCH 2003(OpenGL) | CB | 307 | 304 | -0.98% |
CB-MP | 574 | 560 | -2.44% | |
GFXC4D | 358 | 359 | +0.28% | |
OGLSL | 1277 | 1648 | +29.05% | |
OGLHL | 1710 | 3010 | +76.02% | |
FFXI Bench 3 Low(D3D) | 7535 | 7941 | +5.39% | |
GLExcess 1.2(OpenGL) 1024x768 32bpp |
XS | 10622 | 8959 | -15.66% |
FR | 10884 | 6406 | -41.14% | |
PC | 11824 | 11720 | -0.88% | |
VR | 7471 | 6367 | -14.78% | |
CPU | 8205 | 7564 | -7.81% | |
3DMark03(D3D) 1024x768 32bpp NOAA OptimalTextureFiltering |
3DMarks | 8298 | 7652 | -7.79% |
CPU | 1016 | 1053 | +3.64% | |
3DMark05(D3D) 1024x768 32bpp NOAA OptimalTextureFiltering |
3DMarks | 3522 | 4662 | +32.37% |
CPU | 4636 | 5502 | +18.68% | |
3DMark06(D3D) 1024x768 32bpp NOAA OptimalTextureFiltering |
3DMarks | 1982 | 2972 | +49.95% |
CPU | 1591 | 1625 | +2.14% | |
夏海ベンチ1.3b(D3D) 1024x768 32bpp no sample Pure Hard |
11767 | 13953 | +18.58% | |
ゆめりあベンチマーク 1.2(D3D) 640x480 32bpp |
最高 | 22305 | 20074 | -10.00% |
綺麗 | 30105 | 27262 | -9.44% | |
それなり | 35779 | 33024 | -7.70% |
ベンチマークの種類によって見事に明暗が分かれている。
総合的に見ると、私としては(GeForce8500GTのほうが)ほぼ同じかやや性能が高いと思うのだが…。
これ以上の飛躍的な性能向上は次のアップグレードまでお預けだな。
■電源
ケーブルが一部切れたり触れると接触不良でHDDがリブートする現象が発生したりと少々問題があった電源だが、今回HDD増設&グラボ交換を期に交換することにした。
しかし、私のようなPCオタが350Wの電源でよく今までもったものだ。
それは私がPCのアップグレード基準をSETI@homeに置き、CPU/メモリの性能ばかり見ていたため、消費電力バカ食いのハイエンドGPUを搭載しなかったこと、AMD派だったので爆熱大消費電力時代のIntelCPU(NetBurstのPen4)に手を出さなかったこと、コストパフォーマンスの観点からAthlon
FXのような当時最高クラスのCPUを避けたことなどが重なってのことだと思う。
もし、そうでなければ電源不足で起動しなくなり買い替えを余儀なくされたか、あるいは煙や火を噴いて大騒ぎになっていたかもしれない。
正直、今後のアップグレードでも530Wも必要な構成は組まないと思うのだが、さらにHDD追加したりちょっとハイエンド寄りのグラボ搭載したりするかもしれないので余裕を持って530Wにしておいた。
電源交換後の火入れで最初起動しなかったので接続ミスって壊したかと思った。何度かためすと無事起動したが、原因不明。
■その他
リムーバブルケースについては特に書くこともないので省略。
フロントUSBパネルは7/25の難波遠征で買ってきた新型に交換予定なのでそのときに改めて書くことにする(現在のものは「Alice」に取り付け予定)。