2006年下半期分

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2006/9/2(金)6:24頃

●「Miria」アップグレード…いや、新規作成?
8/22にパーツを購入し、その日からアップグレードを開始したわけだが、意外に手間取ってしまった。
■ハードウェア
M/B(Albatron KM51G)だけは事前にネット通販で入手していたのだが、安いだけあってかマニュアルがCDROM。
紙のクイックガイドもあるが最低限のことしか書かれていないので、フロントUSBのピンアサインやDDRのチャネルなどの情報はCDROMに入っているPDFを見る必要がある。
しかし、マニュアルはCDROMなのに、日本の正式販売元が書いた「PC自作パーフェクトガイド」なる冊子が入っている。一応内容はAlbatronのM/B向けということだが、一般的にも通用する内容だと思う。最近のM/Bにはこういう解説本がついてるのが当たり前なのか?

M/B全内容物。CDROMが3枚もあるのは、マニュアル、ドライバ、ユーティリティと分かれているから。1枚にできないのか?

ケース(Skytec SKC-05P400/W)も激安なので作りはそれなり。悪いわけではないが、PCIのダミー蓋やコネクタ部のプレートが切り取り式なので、気をつけないと手を切るかも。
スピーカー付いてないと思ったら小型ブザーが別の袋に入っていた。無いと思ったので古いケースのほうから剥ぎ取ってしまった。その後なにかの拍子に剥ぎ取ったスピーカのケーブルを切ってしまった。今度そのケースを使うときに半田付けしておかなければ(電源が100Wしかないので、もう使わない気もするけど)。

ケース←実はすでに完成して稼働中。
最初のころMemtest86+やBIOSで原因不明のクラッシュが発生し、オーバーヒートかと思ったので手持ちの12cmファンを無理矢理後部の8cmファン用のところに取り付けた(1点だけで固定してある)。
結局メモリのタイミング?の問題だったのか、動作クロックを266MHz(333MHz対応と266MHz対応が余っていて、クラッシュしたのは333MHz対応を1枚だけ使っていた時)にすると起こらなくなった。オーバークロックじゃなかったんだけどなぁ。

CPUはAthlon 64 X2 3800+(Manchester)。OPNの読み方を調べて比較してみると
Naomi:ADA4200DAA5BV
Athlon 64 X2 4200+ 110W 939pin OuPGA V_CORE(Max):1.400V T_Case:65℃ L2:512K BH-E4 06/12週
Miria:ADA3800DAA5BV
Athlon 64 X2 3800+ 110W 939pin OuPGA V_CORE(Max):1.400V T_Case:65℃ L2:512K BH-E4 06/31週
意味が分かっている部分で違うのはモデルナンバーと製造週だけだ。

Athlon 64 X2 3800+
見た目は「Naomi」のAthlon 64 4200+とほとんど変わらない。そりゃそうか。
箱が安っぽい?
しかし、なぜかパッケージが緑色の流線型のものから白い紙箱に変わっていた。
他にもケースに貼られているシールの「AMD Commercial STABLE IMAGE Platform」がなくなっていたり、新たに「RoHS Compliant」が追加されていたりした。
CPUクーラーも違う
CPUクーラーも安っぽくなっている気がする。コストダウンのためなのか、それともRoHS準拠にするためのものなのかは不明。

マシン名は当初「Cosmo」の予定だったが、「Miria」に改名。
理由はすでにWindowsネットワークのワークグループ名にCosmoが付いていたため、フルマシン名(FQDNというか、NetBIOS名?)が「oo-cosmo-cosmo」になってしまうから。
当初NetBIOS名はベンチマーク時のWindowsぐらいしか使わないと思っていた(巫女ぐにょだと「node」というFQDNになる)が、その後巫女ぐにょSMP版→Turbolinux 10と移行し、結局smbも動かすことになったので、意味があるようになった。

■ソフトウェア:XP@USB(ベンチマーク)
ベンチマーク取るためにテストで入れてみた。IDEドライブ入れるの面倒だったのと、初の試みでUSBブートしてみることに。
USBブート推進協議会のWindows XPのところを参考にディスク作成。
最初SP1当ててないやつでやったらusbehciがないからか、途中で何度も青窓に。
なんとかSP2インストールまでこぎつけたが、その後パッチが当てられなくなり、最後には起動しなくなったのでフォーマットしなおす。
その後SP1当てて再度インストール。前回までの青窓などは全く発生しなくなった。
しかし、SP2を入れると青窓。どうやらSP2のUSBドライバが問題らしい(↑のページにも「※SP2だと成功率が低いそうなので注意。」と書かれている)。
だめもとでHDDを「Naomi」に接続し、SP1のドライバ(上のリンク先で書かれているusb関係のもののみ)を強制的に上書きしてみると、なんと起動するではないか。
どうやらシステムコアなドライバではないので大丈夫らしい(kernel32.dllとかだとまずダメだろうが)。
その後ベンチマークを取る。HDDが遅いのはかなり影響してる。
とりあえずCrystalMarkとHDBENCH 3.40βの結果(一部カット)を貼っておく。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
CrystalMark 0.9.118.306 (C) 2001-2005 hiyohiyo
Crystal Dew World [http://crystalmark.info/]
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

------------------------------------------------------------------------------
CrystalMark Result
------------------------------------------------------------------------------
Display Mode : 800 x 600 16bit (Normal)

CrystalMark : 53546

[ ALU ] 15784
Fibonacci : 6901
Napierian : 2086
Eratosthenes : 2341
QuickSort : 4434
[ FPU ] 17301
MikoFPU : 1960
RandMeanSS : 9310
FFT : 3409
Mandelbrot : 2600
[ MEM ] 5946
Read : 1665.75 MB/s ( 1665 )
Write : 712.02 MB/s ( 712 )
Read/Write : 708.55 MB/s ( 708 )
Cache : 28393.34 MB/s ( 2839 )
[ HDD ] 1137
Read : 5.83 MB/s ( 233 )
Write : 5.32 MB/s ( 212 )
RandomRead512K : 6.45 MB/s ( 258 )
RandomWrite512K : 5.73 MB/s ( 229 )
RandomRead 64K : 2.74 MB/s ( 109 )
RandomWrite 64K : 2.42 MB/s ( 96 )
[ GDI ] 4204
Text : 530
Square : 1295
Circle : 1433
BitBlt : 946
[ D2D ] 4433
Sprite 10 : 399.76 FPS ( 39 )
Sprite 100 : 308.61 FPS ( 308 )
Sprite 500 : 153.90 FPS ( 769 )
Sprite 1000 : 94.32 FPS ( 943 )
Sprite 5000 : 23.38 FPS ( 1169 )
Sprite 10000 : 12.05 FPS ( 1205 )
[ OGL ] 4741
Scene 1 Score : 1384
Lines (x1000) : ( 174933)
Scene 1 CPUs : ( 32)
Scene 2 Score : 3357
Polygons(x1000) : ( 189190)
Scene 2 CPUs : ( 128)
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★ 
M/B Name 「Miria」 
Processor 2009.23MHz[AuthenticAMD family F model B step 1]
Processor 2009.23MHz[AuthenticAMD family F model B step 1] 
VideoCard NVIDIA GeForce 6100 
Resolution 800x600 (16Bit color) 
Memory 458,208 KByte 
OS 5.1 (Build: 2600) Service Pack 2 
Date 2006/08/26 22:22 

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
41688 186712 219689 108287 45903 90692 59

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
40567 18600 13640 388 7914 6553 2934 1975 C:\100MB

上記の結果と前回の更新に掲載した「Naomi」の結果を比較すると、CPUは誤差はあるがクロックの違い(1割)程度の差しかない(CrystalMarkのFPUは逆にこちらの方が高い。何故?)が、メモリに関しては2倍近く差がある。
これはデュアルチャネル+PC3200(400MHz)と、シングルチャネル+PC2100(266MHz)の違いだと考えられるが、PerformanceTestのメモリベンチマークではたいした差が出ていないので、実環境(SETI@home/BOINC)でどの程度の差となるかは不明。
とりあえずしばらく様子を見て、RACがあまりに引くようであれば安いメモリを買ってデュアルチャネルにしてみようと思う。
その後、結局最終的にIDE+TL10にしてしまったので、XPもインストールしなおして一部特に遅かったもの(π系)を取り直す。
参考までにSuperπが59秒(USB)→53秒(IDE)、pipipi4が3分12秒6(!)→31秒87。pipipi4はオリジナルよりHDDの影響が大きいらしい。
しかしベンチ取るためだけにXP2回もインストールするとは…。しかもその後TL10しか起動させないし、30日たったら再インストールだし。

■ソフトウェア:Linux(常用)
当初巫女ぐにょ2.4でやるつもりだったが、ディスク入れて自動起動するカーネルではデュアルコアが認識できなかったのでTurboLinux 10を入れる。
しかし、USB HDDであるためブートデバイスを見失いKernel Panic。ブートFDD使えば何とかなりそうな気もするが面倒なので却下。
最新版の巫女ぐにょがないか調べると3.0があったのでDL。しかしDL中でDVD用であることに気づく。
何とかならないか調べていると、巫女ぐにょ2.4のCD(ISOイメージ)にKernel 2.6(linux26)が入っているのを発見。
ためしにブートオプションで「linux26」とか「vesa26」を指定して起動するとデュアルコアを認識した。
しかし、起動ごとにキーボードを接続してやるのは非常に面倒なので、カスタムビルド版を作ることにした。
色々試行錯誤したが、以下Windows XPで実行した手順。

1.まずISOの内容をフォルダにコピー(x:\mikocustomとする)。

2.デフォルトのブートオプションを書き換えるためにisolinux\isolinux.cfgを書き換える。
DEFAULT vesa

DEFAULT vesa26

3.ここからは任意だが、起動時の絵を書き換えるのはmiko24.lssを置き換える。
Paint Shop Proなどでppmファイルを作り、ppmtolssでlssに変換。
私はヘマしてppm更新してlss更新せずにテスト用画像(最初の1回だけテスト用画像でlss更新してた)で焼いちまったorz

4.ホスト名を変えるためinitrd.gzを解凍してできたinitrd.imgをLinux(私はVMware上のTurboLinuxを使用)でループバックマウント(-o loop)し書き換え。
node

oo-cosmo-miria
しかし、これだとケースというよりディスクで名前が決まっちゃうな(ぉ)。
他にも新たに追加することも可能だが、ディスク容量が700MB CDぎりぎりなので追加はかなり難しい。
squashfs.imgのほうにも色々入っているが(というかこれが本体?670MiBもある)、こちらはReadOnly?でファイルシステムもext2とかじゃないので今の私には手がつけられない(mksquashfs使って作れるらしいが…)。
特に他の変更をするつもりはないので終了。本当のことを言えばsshをキー認証可能にしたり、USBHDDをvfatで自動マウントしてboinc起動したりしたいが。
でも、起動さえしてしまえばあとはsshで入ってBOINC起動できるからね。

5.ISOイメージ作成
mkisofsで作成するのだが、最初オプションが分からず困った。
しかし、ぐぐってSourceForgeのmikognyoプロジェクト http://sourceforge.jp/projects/mikognyo/ を発見し、そこのCVSリポジトリからmikognyo-build/mkisofs.shを参照した。
以下がそのオプション。

mkisofs.exe -l -R -J -no-emul-boot -boot-load-size 4 -boot-info-table -b isolinux/isolinux.bin -D -allow-leading-dots -no-bak -o 作成するISOファイルのパス -R 作成元のディレクトリ(例だとx:\mikocustom)

これでカスタムビルドのISOファイルができるので、あとは焼くだけ

無事このカスタムビルド版で「入れて起動するだけでデュアルコア認識」に成功した。
ちなみに、巫女ぐにょ3.0を焼いて「Naomi」で起動してみたが、デフォルトではやはりデュアルコアを認識しない(SMPカーネルではない)。
一応linux26カーネルイメージも入っているが、巫女ぐにょ3.0ではブートオプションから消えていて、手動で指定してもエラー(バージョンが違う?)で起動しない(最小機能のシェルで止まる)。
その最小機能シェルでuname -aやcat /proc/cpuinfoをするとデュアルコアは認識しているらしいが、sshやBOINCが起動できないのでは意味がない。
そもそも起動したとしても「Miria」にDVDドライブ追加しないといけないし。
ところで、なんでKNOPPIX(CDブートできるLinux)を使わないのかというと、かつて試したことがあったのだが、初期状態でsshdが使えなかったから。
カスタマイズすればできるのかもしれないけど面倒だし(ぉ)。

が、その後1日も起動しないことが判明。どうやらカーネルがダメっぽい(Kernel panic - not syncing: CPU context corrupt でクラッシュ)。
仕方がないので最後の手段、あまってた40GのIDE HDDを搭載させ(液晶ディスプレイ買ったからGUI使うときに移動させなくて済むようになったし。アップグレード前はGUI見るたびに稼動させたまま移動していたので、内蔵HDD搭載はタブーだった)、TL10インストール。
できるだけ余計なもの入れないように、インストール時はフルを選択してしまったが、アプリケーションの追加と削除でパッケージ版相当にするのはやめておいた(が、結局後でlm_sensorsコンパイルのために開発ツール類は全部入れることに)。
その後、sambaをマウントする設定その1その2(fstabにパスワードが書けない(「,」を含んでいるため)ので)、自動ログインの設定自動起動の設定を行う。この時点ではBOINCファイルを「Sephie」上において動かしていた。
しかし、その後時々強制リブートする現象が発生。やはりTL10のカーネルでもだめなのか?(28日時点で2.6.0-24smp)
この時点でオーバーヒートも疑って、lm_sensorsという温度・電圧・ファン回転数監視ツールを入れようとするが、カーネルが古くて動かない。
2.8.x系は何とかインストールできたがNo sensorsだし、2.10.x系は何かが足りないといわれてmakeすら通らない。
こうなったら最新カーネル(28日時点で2.6.17.9?)を直接取ってきてコンパイル!
Linuxでのカーネル再構築方法を参考になんとか成功。
TLの注意点も書かれていたが、私はgrub.confファイルのほうはそのままにしておき(すでにOldkernelというメニューができていた)、シンボリックリンクのほうを張りなおすことにした。
しかし、うっかり絶対パスで張ってしまいクラッシュorz。TL10インストールディスクのレスキューモードで書き換えて無事成功。
そして、lm_sensorsも動作するようになったので、crontabに定期実行する設定を書いてログを書き出すようにし、自宅サーバ稼働状況のページに追加。
これでめでたしめでたし…のはずが、BOINCでエラー続出。20WUぐらいがあっという間にゴミに。
原因を調べると、どうやらslotsディレクトリに作られる番号の付いたフォルダ(SETIなどを実行するときにここに実行ファイルやWUをコピーして動かす)内のファイルが何らかの理由で消去できなくなり、新しいファイルが作成できないために起こっているらしいことが判明。
仕方がないのでsamba上での稼動はやめて、「Miria」側のHDD(ホームディレクトリ)に移動させ、cronで1時間に1回バックアップを取ることにした。
今の所1日以上(←実際に確認してから書けよ)起動しているが、クラッシュする可能性もあるので。
まあ、一番最初(「Cosmo(仮)」で巫女ぐにょを動かし、BOINCをRAMディスク上において不定期に手動バックアップ)よりはデータ損失率はぐっと減ってるけど。
そもそも「Naomi」や「Fen」ですらそこまでのバックアップ体制はないぞ。
9/2 7:50時点でもこれといった不具合は出てない…といえば嘘になる。
まず最初にログが取れなくなる。これはロガープログラム内でデバッグ用にmallocを100固定でやっていたためバッファオーバーフローが発生したのが原因。
次に、9/2超早朝(0〜2時ごろ)にかけての間で、メモリ不足によりOOM Killerが発動し、SETIが繰り返しkillされるという現象が発生。
同時にsmbアクセスのエラー(lm_sensorsのロガーは「Sephie」上にあるものを起動していて、ログも「Sephie」上に書き出している)が発生していたのでsmb関係のリソース開放失敗が原因だろうか?
とりあえずOOM Killerが発動しないように
[root@oo-cosmo-miria naoya]# echo 99 > /proc/sys/vm/overcommit_ratio
[root@oo-cosmo-miria naoya]# echo 2 > /proc/sys/vm/overcommit_memory
して様子を見ることに(memologue - Linux Memory Overcommitなどを参照)。
最初うっかりovercommit_ratioを調整せずにovercommit_memoryを2にしたら、bashやXやsshなどが片っ端からkillされてしまい再起動することになってしまった(overcommit_ratioの初期値が50で、swap領域を作ってなかったため)。swapがない場合は99とかにしておこう。


ということで、なんとか安定?して動くようになったので、大学PCが使えなくなった分を補ってバリバリ働いてもらいたい。電気代もバリバリ増えるけどな(涙)…。


2006/9/10(日)18:36頃

●安易なRAM交換・・見事失敗
よーし、RAM交換しちゃうぞー!・・あれ?有名メーカーのはこんなに高いのか。がっくり。よく考えると、そんなにバカ安メモリがあるわけないよなぁ。
どうしようかなぁ。お、CFD販売から激安メモリでてるじゃん。よし、発注して・・さて、RAM届いたのでLet's 交換!!もちろんデュアルチャネル設定で。
で、交換終了して電源ON。

ぽちっ(電源ON)

ぴーーー(げ、やばい、音が違う)

ぴーーー、ぴーーー、ぴーーー、ぴーーー、ぴーーー、ぴーーー、ぴーーー、ぴーーー、ぴーーー、ぴーーー、ぴーーー、ぴーーー、ぴーーー、ぴーーー

だ〜〜〜失敗した〜!?ビープ音が止まらん〜うるせぇ〜〜〜!!!!とりあえず電源を切る。
取り付けを確認してもう一度。ぴーーー、ぴーーー。場所を変えてもう一度。ぴーーー、ぴーーー。冷えるまで待ってもう一度。ぴーーー、p(ry。

デュアルチャネル動作不可能。

なんてこった〜DualChannel対応なのに〜(ちなみに「Sephie」4thはDualChannel対応だが、Turion 64のためSingleChannel動作)!!しかし幸いSingleChannelでの動作ではmemtest86+でエラーは出なかった。

…ってこれ、「Aptiva」のBIOS吹っ飛ばした時の構成パクってる(コピーしてきて文面変えた)。それはさておき、上記のようにせっかくメモリを購入したのにデュアルチャネル動作しないというがっかりな結果に。ベンチマークもDDR266→DDR400に上がった分のスコアアップ(約1.5倍)しかなかった。
ところで、「Miria」はTurbolinux 10で運用しているのだが、ベンチマークではLinuxとWindowsで結果を比較することができない(ためしにほぼ同じソースでベンチマークツールを作ってみたが、コンパイラ(gcc(Linux)とbcc32(Windows))の違いか、あるいはOSのスケジューリングの違いなのか、Windows版のほうがLinux版の2倍以上のスコアになる)ので、実際にSETIでどの程度の差が出るかはしばらくかかりそうだ(新しいメモリ環境で開始して終了した結果が20ほど溜まらないと以前調査した結果と比較できない)。


2006/12/31(日)23:53頃

なんとか年内更新間に合ったー!!!???結局年明けに加筆してんじゃねーか!!(ぉ)
★12/30〜12/31
●パーツ取り付け
1.「Miria」のケースファン交換
ケースファンだけなら動作中に交換することも可能だが、メモリヒートシンク取り付け&CPUファンの片面剥がし(メモリに埃が吹き付けられないようにふさいでいた)するためにシャットダウン。
リアファンとフロントファンを取り外し、CPUクーラーのヒートシンクに貼ってあった紙を取り去る。
そしてメモリを外し、ヒートシンクを取り付け。「Miria」のは片面タイプなので、前回は使わなかったシリコンゴム?の部品を使う。
あとはCPUファンと新しいケースファンを取り付けていざ起動!
…起動音がしねぇ。一体どうしたんだー!?
念のため再度CPUクーラーを外し、CPUの差込を確認(ヒートシンクを外した勢いでCPUが浮いているかもしれないので)したが異常なし。
その後、起動すると普通に立ち上がった。一体なんだったんだろうか?
が、すぐにフリーズorz。ずっと電源切ってあったはずなのに、どこかが高熱だったのか!?
気を取り直して2回目の起動。今度はすぐにダウンすることはなかった。
その後、フロントファンをM/Bのケースファンコネクタに接続ことによって回転数が取得できるようになったはずなのでlm_sensorsの設定を変更。無事回転数の取得に成功した。
あと、直接関係ないが、HDDのS.M.A.R.T.情報が取得できるsmartmontoolsをインストール。
なぜか最新の5.37は入らなかった(glibcのバージョン違い?smartmontool公式サイトにもexperimentalって書いてあるし、まだβ版なのかも)が、5.36入れてチェックしたら異常なし。
ただ、S.M.A.R.T.は絶対とは限らないし、仮に本当だったとしても、ある日突然エラーになることもある(「Sephie」がまさにそうだった)。
しかし…五月蝿いな。
追記:←追記って書いてあるが2006年中に書いた。要するに「Miria」のケースファンを交換したのは12/30で、以下の追記は12/31の出来事。
一応寝ることはできた(まあ、騒音には慣れてるから)が、やはり相当うるさい。
そこで、以前リアファンに使っていたNidecのを使えないか検討。
色々調べていると、このNidec TA450DC A34341というファンは騒音 32.1dB、回転数 2000rpm、風量 71CFMというスペックと判明。
一方のOwltech F12-Nは騒音40dB、回転数2,850rpm、風量88.3CFMである。
単純計算で風量の比は約1.24倍(差は17.3CFM)、騒音の比は2.48倍(差は7.9dB)ってことになる。
…Nidecのにしよう(ぉ)。Owltechのやつはもったいないがお蔵入りだな。
ってか、なんでNidecのをフロントに持ってくるって発想がなかったんだろう…。
しかし、ある程度は分かっていたが、店頭は予想以上に騒音がすごいんだな。店でテストした時にはちっともうるさくなかったのに。
これでめでたしめでたし…と思っていたら最悪の事態が。
まず、取り付けて動かしてみるとOwltechのと大して変わらない。あれ?普通に回してた時はそれほどでもなかったのに…。
ここでOwltechのを単体で回してみると、やはり取り付けたときに比べて音が小さいように思えた。
そのため「一旦両方とも取り外して聞き比べ直すか」と思って取り外そうとしたとき、うっかりしてドライバーをファン取り付け部に空いている穴からつっこんでしまった。

ガッッ!!
すごい音を立ててファンが停止。そのまま回らなくなってしまった。
てっきり安全装置かなにかが働いたのかと思ったが、なんとファンの羽にひびが。
直そうとしたが、なんと羽が折れてしまった。
1枚ぐらい欠けても回るかな…と思い、回してみるとすごい振動。
約2000rpmという高速回転では、わずかな重量と風のバランスが崩れるだけで大問題になるらしい。
ということで非常に残念だがNidecのファンはゴミになってしまったorz。スペックが良いだけに惜しい。
どうせ壊れるなら「Miria」に最初から付いていた安物ファンのほうだったらよかったのにぃ…。
しかし、これは「もっと緊張感を持ってPCを弄れ」という神の啓示だったのかもしれない。だが、この後焦ってケアレスミス連発。とても自作暦5年?とは思えない…ぐはっっ(自爆)。
ちなみにこのNidecのファン、「Naomi」のケースを買ったら3個ついていた。残りの2個は「Naomi」で稼働中。

2.「Naomi」のRAID 0解体
「Sephie」のHDDクラッシュをきっかけに構成を見直し、やはりRAID 0は危険(単にクラッシュ率が上がるだけではなく、多くのS.M.A.R.T.監視ツールはRAIDに対応していない。高価なRAIDボードは別だが…)と判断し、単一HDDにすることに。
本当は10000RPMぐらいの超高速タイプにしたかったが、コストの問題でごく普通の7200RPM SATA-II HDD(しかもM/Bが対応してないからSATA-Iでの利用)にした。
移行ついでにバックアップを行いつつできるだけはやくデータを移行するため、

[1]SystemSelector2のパーティションマネージャでRAID(HDD-Aとする)からバックアップディスク(HDD-Bとする)へパーティションづつコピー

[2]HDD-Bから新しいHDD(HDD-Cとする)へNorton GhostでDisk to Disk(Image Diskオプション)でコピー

[3]HDD-CでWindowsを起動(セーフモード)してレターなどの確認

[4]HDD-Aを解体、フォーマットして、片方(HDD-A1)に現在「Sephie」で使っているPATA HDD(HDD-Dとする)からNorton GhostでDisk to Diskコピー

[5]Aのもう片方(HDD-A2)にもコピー(これが以後「Sephie」のバックアップHDDになる)

という流れで行うことにした。
ところが、[3]の段階でHDD-Cから起動しない。もしやとおもいSystemSelector2のパーティションマネージャでチェックすると有効なパーティションが設定されていなかった。
しかし、それだけならよかったのだが、なんとHDD-BからコピーしたはずのFドライブ(第3パーティション、FAT32)が壊れていた。
HDD-Cは全体スキャンで問題なかったので、HDD-Bが破損している可能性がある。
ということでPowerMaxかける。その分工程が遅れるが仕方ない。
「Sephie」のリムーバブルHDDインタフェースをSATA化していれば並列して行えるのだろうが、それをするためには先に「Naomi」のRAID解体が必須だしなぁ。
ところが、PowerMax起動してもドライブ列挙のところで固まる(up to 1minuteって書いてあるが2分経っても変化なし)
…と思っていたら、どうやらHDDが存在しうる場所が多すぎてスキャンに時間がかかっていただけらしい。
そして、HDD-BにPowerMaxをかけると、Installation Confirmationでパーティション情報が欠けているとの警告。
なるほど、それでNorton Ghostがコピーミスったのかもしれない。
とりあえずクイックテストは通ったので、HDD-Cを起動させるための作業に戻る。
ここで、BIOSのRAID設定とかいろいろ弄ってたら、HDD-AのRAIDが吹っ飛んでしまった(ぉ)。
ミスその1?まずRAID設定弄る前にHDD-Cをもう一度確認しておくべきだったかも。
もしHDD-Cにコピーする前だったり、HDD-Cへのコピーに失敗していたりしたらと考えると…((((((;゜Д゜))))))。たぶん発狂して三日三晩泣き続けるかも(ぉ)。
もっとも、万一そういうことがあっても全データ消失ということにならないように「Fen」との間に部分的二重化を行っているけどね。

こうなったらなんとしてでもHDD-Cを起動させなければならない(もともとそのつもりだが)。
結局どうやっても(回復コンソールでFIXMBRとかFIXBOOTかけてみたが無駄だった)起動せず、修復をかけることに。
あぁぁ、またドライブレター変わっちゃうんだなぁ。
しかし、ブートメニューすら出ないってのは一体どうしてなんだろうか?
ところが、修復かけても出てこない。そもそも、「Operating System Not Found」などのエラーが出ないというのがおかしい。
BIOS設定を見直すがおかしいところはない。BIOSを上げてみようかと思ったがすでに最新(F11)。
もう一度System Selector 2のパーティションマネージャでHDD-Cをチェックすると、有効なパーティションが設定されていない。
あれ?さっき設定したはずなのに…。もしかしてFIXMBRとかFIXBOOTやったからか?
ということで、HDD-Bから第1パーティションを復元(修復インストールをキャンセル)して再度挑戦。
…ちょ、あっさり起動(ぉ)。
どうやら[3]終了後、最初にSS2のパーティションマネージャ起動したときにFドラ破損に気を取られて有効化するの忘れたらしい。
セーフモードで起動すると、以前のC、D、F、U、MはそれぞれC、なし、なし、なし、Lになっていた。
そのため、レジストリなどは弄る必要なくあっさりとレター割り完了。
(実はM以外のドライブはM:\c〜M:\uに割られていたのでそれを削除、HDD-Bの各パーティションに対して割りなおした。)
その後、セーフモードを終了する時に普通に電源が切れたことに驚く。今まではフリーズしてたのに…。これは今回唯一の「良い意味での予想外」だ。
ところが、普通に起動するとスタートアップの途中でシェルがフリーズ、Ctrl+Shift+EscもCtrl+Alt+Delも効かない。
あ〜これはHDD関係の何かで引っかかってるなーというのは容易に想像が付くので、セーフモードでNorton Unerase(サービス)とnVidia RAID xxxx(デバイス)を切る。
しかーし!またもやフリーズ。これはもしやNorton System Doctorですか?
ログイン画面で5分ぐらい放置してもフリーズしないのでどうやらそうっぽい。
あ゛〜、HDD関係弄るといっつもこれなんだよ。はぁぁぁぁ。
…と思ったら、SpeedFanでフリーズしてるっぽい!?
そういえば、以前はSpeedFanでHDD-BのS.M.A.R.T.取れたのに、いつからか取れないどころかフリーズするようになっていた。
どうやらnVidiaのドライバだと無理っぽい?ということでデバイスマネージャでXP標準のものに変更。
そのとき再起動したが、無事再起動できた。やはりRAIDがシャットダウンに悪影響を及ぼしていたようだ。
で、再起動後System DoctorもSpeedFanもあっさり起動。
ところが、自作ツールがエラーを吹いてきたので「何故?しかも何?」と思ってSpy++で調べると、自作のHTTP リクエストチェッカーだった。
どうやら最近(ちょうどこの作業を始める前の起動以後)スタートアップにAN HTTPDを追加したのが原因らしい。
(つまり、AN HTTPD側が先にポートを使っていた)
これはAN HTTPD側のポート設定を変えることで解決。ところで、「Naomi」のAN HTTPDを何に使っているか(以前はSSH用Turbo Linuxブーターだった)は非公開(ぉ)。
あとはパフォーマンスがどうなってるか気になるのでとりあえずベンチマークを取ることに。
nVidiaのドライバからベンチマークするとバースト(シーケンシャルリード?いや、HDDのキャッシュフル活用時か?)が100MB/s、サステイン(ランダムリード?)が60MB/sぐらいだった。
とりあえずHDBench 3.40β6で計測…

Read 40188
Write 40943
RRead 15168
RWrite 24178

…まあ、こんなものか。ちなみにRAIDのときは

Read 110942
Write 99224
RRead 18669
RWrite 39953

なんと、意外にもランダムリードだとほとんど差がない。
かなり遅くなってしまったが、代わりに安全を得たと思うしかない。
と、ここ(12/31 2:25)で「Fen」のディスプレイがみるみるうちに変な色になってしまった。これはマジで焦った。LCDがハードウェア的にクラッシュしたかと思った。

「Fen」のLCDがクラッシュ
以前に旧「Fen」(現在の「Chie」、Gateway Solo 9300)で同じような現象が発生したことがあったが、原因は不明。
よくみるとかなり派手
近くで見るとかなりカラフルで派手派手しい。
スクリーンセーバーでこういうの(クラッシュっぽい動作も含めて)作ったら…ウイルスと間違われるかも(ぉ)。

どうやらディスプレイのデバイスドライバがフリーズしたらしい?
とりあえず「Naomi」からVNCで接続して(やっぱりVNCあってよかった)再起動。
ちなみにVNC画面は解像度640x480、4bitという劣悪環境になっていた。
一旦電源を切ってから再起動すると元に戻ったが、ネットワークドライブに接続できないエラー。
これは「Naomi」のSATAドライバをnVidiaのからXP標準のに変えたときにCDドライブがR→Eになったのが原因だった。
さくっとRに戻して共有張り直し。
そして、いよいよSmartHDDを入れる。
以前から「Naomi」にも入れたかったが、RAIDだったので入れられなかったのだ。
ところでSmartHDDのライセンスって1PC1ライセンスだっけ?公式サイト見たけど「企業ライセンス」とか「アカデミックライセンス」とかの案内しかなかった。まあいいや(ぉ)。
SmartHDDのインストールも無事終わり、あとは「Sephie」の再SATA化だが、時間が遅いので一旦寝てからにする。

3.年末大メンテ+「Sephie」再ATA化
年末大メンテってのはデスクトップマシンをパーツレベルまでばらして徹底的に掃除すること。
「Miria」はまだ日が浅いので今年は「Naomi」と「Sephie」だけやることにした。
しかし、ばらして掃除するだけで半日ぐらいかかってしまう。
そして、まず「Naomi」でHDD-DからHDD-A1にNorton GhostでDisk to Disk。これはうまくいった。

この時点で予定の
[4]HDD-Aを解体、フォーマットして、片方(HDD-A1)に現在「Sephie」で使っているPATA HDD(HDD-Dとする)からNorton GhostでDisk to Diskコピー

[5]Aのもう片方(HDD-A2)にもコピー(これが以後「Sephie」のバックアップHDDになる)



[4]HDD-Aを解体、フォーマットして、片方(HDD-A1)に現在「Sephie」で使っているPATA HDD(HDD-Dとする)からNorton GhostでDisk to Diskコピー

[5]Aのもう片方(HDD-A2)にもコピー(これが以後「Sephie」の臨時メインHDDになる)

に変更。
だが、その後「Naomi」に40GBのPATAを取り付けてWindowsXP起動に失敗する。
さらに、「Sephie」にHDD-A1とHDD-A2と取り付けてNorton GhostでコピーしようとするとHDDが全く認識できない状態に。
かなり苦戦したが、「Naomi」のほうはジャンパピン設定ミス(これでよくHDD-DからHDD-A1にコピーできたもんだ)、「Sephie」のほうはCD-Rに焼いた(あるいは古い??)Ghostを使ったのが原因と判明
ジャンパピンなんて凡ミスをやってしまうとは、「Miria」のファン破損時の神の啓示をもう忘れている。
ジャンパピンを設定しなおして「Naomi」は無事起動、「Sephie」のほうはFDDのNorton Ghostでディスク認識に成功するが、微妙な容量の差でDisk to Diskコピーできず、結局System Selector 2のパーティションマネージャを使うことに。

この後もかなり苦労して稼動にこぎつけたが続きは来年(ぉ)
といってもこのエントリを書き直す予定。写真も貼ってないし。
おっと、約定期日記も投げなければならないのでさr


続き〜。
で、パーティションマネージャを使って全データコピー完了し、いざセーフモードで起動。
するとレターがかなり変わっていたので一旦ページファイルを無効にするなどしてレターをあわせようとする。
しかし、途中で気を抜いてしまい、セーフモードにするのを忘れて通常起動し、エラー連発。悪影響がなかっただけましか。凡ミス++。
その後、「Naomi」のネットワークが繋がらないという問題が発生。結局原因はNICの差し込み不良だったらしい。凡ミス++。
さらに、「Sephie」のケースを閉めようとすると閉まらない(これはケーブルが挟まっていたのが原因だったらしい。本来通す所と違う場所を通していたため挟まりやすくなっていた。凡ミス++)。いろいろやっていると変な音が発生したので、ファンをチェックすると、なんとCPUファンが回っていない!!!
ま、まさかまたファンを割ってしまったのか!?と思ったが、よくみるとそもそもファンの電源ケーブルがささっていないではないか!
なんと、CPUファンの電源ケーブルコネクタをマザーボードの下に挟んだままマザーボードをケースに固定するという大ポカをやらかしていたのだ!!!!!
もちろん急いでシャットダウンし、接続しなおして再起動。よく焼きTurionにならなかったものだ。
最近のCPUは安全機構があるとはいえ、さすがにファンレス稼動は危険すぎる(低負荷(≒低電圧&低周波数)+大型ヒートシンクなら可能なんだろうけど)。
このようにミスを重ねまくってしまったが、なんとか無事に通常稼動(「Sephie」は緊急稼動だが)にもっていくことに成功した。
今回の教訓は「でかい構成変更するときは時間的にも気分的にも余裕がある時にしよう」だな。
実際、今回のミスは時間がなくて焦ったのがかなり影響していると思われる。もっと落ち着いてやればこんなにミスを連発することはなかったはずだ。
これを肝に銘じて、次の自作に挑みたいと思う。
…で、次っていつなんだろう。まあいいや、さらば。


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