2004年下半期分
2004/7/12(月)2004/7/14(水)6:02頃
●何を書こうとしていたかというと・・・ 「Sephie」のHDDが遅いので、ベンチマークとってみると5MiB/sぐらいしか出ていない。そこでためしにIDEコントローラを標準に戻すと、30MiB/s超えを たたき出したのだが、すぐにまた遅くなってしまったので記事がかけなくなってしまったのだ。結局何度か試したがだめだったので、XP標準のSiS用 ドライバにもどしてしまった。やはり根本的な解決はM/B交換のようだ(ちなみにWin98だと30MiB/s超え出るので、OSとドライバの問題っぽい)。
2004/8/12(木)23:56頃
久しぶりの大ネタ。奇しくも前回のネタ(を書こうとした日)から1ヶ月後だ(書いてるうちに日付変わるけどね)。 ●「『Sephie』大規模アップグレード計画」全貌 0.序章 そう、それは1ヶ月前の2004/7/12日。「Sephie」のあまりのHDDアクセスの遅さに「なんとかならないのか」と思い、ドライバを変更したら速くなった ものの、すぐに戻ってしまったあの日から始まった。原因はどうやらOSとドライバ≒チップセットにあり、根本的解決法はM/B交換しかないということが 分かっていたので、アップグレードに向けて策を練ることにした。 1.手持ちで何とかしよう計画 そのとき手元には「Naomi2(仮)」(現在では名前が変わって「Clys」になっている。いや、別に(仮)だったからというわけではないが・・)と、 「Naomi」2ndのパーツ(GA-7DXR、Athlon TB 1.4GHz、PC2100 DDR SDRAM 512+256MiBなど)があったので、少しでも消費電力を抑えつつ性能アップ するために「GA-7DXR+Athlon TB 1GHz」という組み合わせに決定。早速構築し、OSのクリーンインストールやサーバデーモン、クライアントの インストールを実行、移行に備えた。 2.いざ移行・・あれ〜っ!? 8/10、ついに全ての移行が終了した。「Naomi2(仮)」のケースに作られた新マシンの名前は「Sephie」(「Sephie」2nd)になり、今までの「Sephie」 (「Sephie」1st)は「Clys」になった。消費電力については、移行作業中のエージングテスト(CPUとHDDに負荷をかけ、最大に近い消費電力を測定する。 本来は設備が負荷に耐えられるかどうか試験するためのもの) で109W近くと分かっていたので、CPU性能も1.5倍ぐらいになればいいほうだと思っていた (今から思えば、Celeron1080MHz→Athlon1000MHzなので、いくらAthlonが「faster PC processor than Pentium 3 at any clock speed(AthlonのCM)」 だったとしても そんなことはありえないのだが)。だが、しかし!結果は期待を大幅に裏切った。なんと性能アップどころか、横ばい、いやむしろ 性能ダウン(使うベンチマークソフトによっても違うだろうが、SETI@BOINCのDhryとWhetでは、共に元の93%ほどの性能になった)してしまったので ある。消費電力は60W→109Wで180%近くになり、性能は93%。こ、これはいかん・・・。 3.難波強行!SiSチップセットじゃないSocket370マザーボードをゲットせよ! これは8/12の「約定期日記」を見てもらうとして(行ったのは8/11)。 4.さあ換装!禁断のGhostクローニング! HDDを買わなかったので、温度測定のできない古いMaxtorの40G HDD(「Naomi」で使っていて、HDD換装時に「Sephie」に移行したもの)を使わなければ ならなくなった。というのも、2.の移行で使おうと思って引っ張り出してきた「Naomi2(仮)」で使っていたHDDが例の「ひゅっこん」音を発し始めた からである。もう1台ある同型のHDDは「Naomi」のHDD換装まで「Sephie」で使っていたが、こちらは症状がよりひどく、一度なり始めると電源を切ら ないと鳴り止まない(でもなぜか安定しているときは全然鳴らない)。時々しか鳴らないとはいえ、さすがにそんなやばいHDDをサーバマシンに使う わけにはいかないので、今のところ唯一使えるHDDであるそのMaxtorを使うしか選択肢はないのである。で、また一からOSクリーンインストール・・ する気力もなかったので、Norton Ghostを使って、MaxtorドライブのCとDに残っていたカスデータを念のためバックアップし、「Sephie」2ndからHDDを 外して「Clys」1stにつけ、Norton Ghostを使ってCとDを「from Partition→to Partition」で丸ごとコピー。そしてそのまま起動!M/Bが変わっている ので画面がVGAになったりHDDがDMA無効になったりといろいろあったが、なんとか普通の状態になった。NICはあらかじめ削除しておいたので、ゴースト ドライバ現象(実際はそのNICが存在しないのに、「○○と同じIPアドレスが設定されています。違うIPアドレスを設定しますか?」というメッセージ が出てしまう現象)は回避できた。その後ドライブレターを戻したり、MBM(Motherboard Monitor)を弄ったり(センサーが減っていたのでダミーを 表示するようにした(ぉ))と細かい設定を行い、サービスイン。名前も「Clys」1st→「Sephie」3rd、「Sephie」2nd→「Clys」2ndと入れ替え。 5.終章 無事にアップグレードが終わり、性能もアップ(SETI@BOINCベンチだと「Sephie」1stの130%ほどに、実際のWU処理時間(平均)では170%ほどに なった。HDDにいたっては元が元だけに見違えるほどの速さ)し、消費電力も微増ですんで(60W→73Wほど?120%ほどになってるか。CPUはTDPだと 上がってるけど、電圧×電流だと下がってるんだけどな〜。メモリがDDRかつ大容量だからかも・・でも調べたらあまり変わらなさそうだし(2〜3W ぐらいの差)。まあ気にしない(ぉ))めでたしめでたし。しかし・・・「Sephie」2ndはわずか2日にも満たない(8/10の朝9時ごろに移行終了し、 8/12の朝2時ごろには「Sephie」3rdになっている。移行作業時間を考えるともっと少ないな・・)時間しかサーバ稼動しなかった幻の世代だな。 ちなみにその「Sephie」2ndは現在「Clys」2ndとなっているわけだが、なんとメモリを全部「Sephie」3rdに挿してしまったので起動できないのである。 ・・・M/BをABIT KT7にして「Naomi2(仮)」に戻すか、「Sephie」1stのシステムを入れて「Clys」3rdにするか、いずれにしても、この世代も稼動する ことなく終わりそうだな(DDR SDRAM買えば起動できるけど、わざわざ買ってまで起動させようとも思わない)。 いっそ全部売ってLGA775+Pen4に・・消費電力で家計がイフリート(ぉ)。むしろラムウがいいなぁ。電気代タd(ry
2004/10/16(土)21:15頃
最近こっちにはネタがないが、もうすぐでかいのが来る予定。と、その前に小ネタでも・・ ●「Fen」のキーボードカバー新調 「Fen」1stのころはキーボードカバーを使ってなかったので埃や髪の毛やお菓子の屑が入り放題だったが、2ndではキーボードカバーを使っていたので 埃などは入らなかった。が・・キーボード表面が粘っこくなってきた(やう゛ぁ)。しかもカバーも変形して中央が膨れ上がり、表面も被膜が破れて つるつるになってる部分があったりとぼろぼろ。まあ夏休みの間常時稼動でキーボードの上に乗せっぱなしだったからな〜(外しとけよ)。 というわけで、新しいのを購入。またぼろくなった時のために2枚買った。Sanwa SupplyのFA-NNXV27というやつ。ちなみに以前のはElecomの PKB-98LR300。Sanwaのはどれぐらい持つかな〜。まあ、夏と冬で条件が全く違うのでなんともいえないが。しかし、新しくなったらキーボードは 見やすくなったが(前のはぼろくなって浮いていたので)、爪が当たって打ちづらい。あ゛、このままじゃ表面の被膜が破れるかも・・爪切ろう。 ●実は今日爪切ろうと思ってたんだけどね〜 「Naoko」のばらし予行(HDD入れ替えのため)やってたので時間がなくなってしまった。私的ジンクスで切るのは太陽のあるうちなので。まあ それはいいとして、でかいネタ(この更新の頭にあるやつ)ってのは「Naoko」復活だったりする。不良クラスタできまくりでボロボロになった 「Naoko」のHDDを新しいやつ(しかも容量が2倍)に入れ替えて活用しまくろうって計画。乞うご期待!(しないか(ぉ))
2004/10/26(火)4:22頃
久々の大ネタかっ!? ●「Naoko」復活! 動作中の3回もの落下により、不良クラスタが続発し、ついにはS.M.A.R.T.エラー(不良クラスタ多すぎという内容)まで出るようになってしまい、 ほとんど使い物にならなくなった「Naoko」。最近ではひっそりとSETI@home/BOINC専用機として部屋の隅で稼動しているだけという、モバイル ノートPCとは思えない虚しい使われ方をされていたが、そんな汚名を挽回!・・じゃなくて返上!ついにモバイルPCとしての復活を果たしたので ある。 ◆まずはHDDの換装 ということで、前回と同じように分解。さっくりとHDDを入れ替える。
実は上の写真は10/16にばらし予行した時のものだったりする。先に写真をとっておけば後で忘れて「あ゛〜しまった」ってことがないからね。 そして、交換したHDDはこんなの。
おまけにCPU(Crusoe)の写真も。
肝心のスペック製造番号などが書かれているであろう場所はアルミの放熱シールで覆われている。 普通の板だったら外せるんだけど、粘着テープみたいなのでくっついてるので剥がすのはためらわれる。 右側に見えているのはグラフィックチップのMobile Radeon。後継機種のU101などではより高性能になっており、FFXIも動くらしい。 一応この機種でもごまかしツール使うことによってFFXI動かすことはできるが・・文字が豆腐になる可能性が大。 ROは未確認だが多分動くだろう。プロンテラを歩けるかどうかは不明だが・・・。
◆さて、あとはOS入れてカスタマイズとかアプリ入れとか。 結局700MBのCD-Rを買ってきてしまい、SP2統合CDを作ってインストールすることに。 【一時中断】 【10/27 23:26頃再開】
そして、インストールが終わるとアプリのインストール、パッチ当て、カスタマイズの嵐。しかし、HDD容量が倍になったのでかなり余裕ができ ましたね〜。百科事典も仮想DVD化して入れました。これで「CASSIOPEIA」以上のことをオフラインで調べられますね。あ゛っ翻訳ソフトはまだ 入れてなかったorz。あとで入れよう。で、TurboLinuxもインストール。しかし、無線LANはLinuxで使うのは難しいやつ(BUFFALOのWLI-CB-G54L) らしいので、じっくり検証していくことにしよう。 ◆大容量バッテリーも買ってもた 久々にヤフオクで大容量バッテリーPCGA-BP3U(5400mAh、標準の3倍の容量)を落札。新品35000円ぐらいするところを23500円で落札。これで バッテリーを心配せずにモバイルしまくれるぞ〜。が、ちょっと重いので、寝転がってネットサーフィンといった場合は標準バッテリーあるいは ACアダプタのほうがいいな。しかし、これで「Fen」の外出が減るかもしれない。まあ軽いといっても2.4kgあるし(「Naoko」は大容量バッテリー をつけても1.1kgぐらい)、そのほうがSETI@home/BOINCのクレジットも稼げるのでいいけどね(持ち運んでる間はSETIを動かすことができない ので)。
2004/11/14(日)23:31頃
●ネタが・・ 衝動的に「Naomi」2段階アップグレードしようかと思ってやっぱりやめて「Clys」を家族兼用PCに仕上げたのに、こっちには全然ネタなしか(ぉ)。 まったくもう・・。3つ(約定期日記、約定期blog、自作PC日記)もあるとネタ考えるのも振り分けるのも結構面倒。しかもここはほぼPC組み立て ネタOnlyなのでなおさら難しい。さて、次のネタはいつになるのか。クレジットカードで奨学金使い込んでしまったので当分でかいのは買えない だろうし、AMDなデュアルコアCPU(AthlonかOpteron)+PCI Express×16以上サポートのM/B+3DMark 2005で100FPSとか出る爆速グラボのセット (もちろんメモリも)が10万円(そりゃ無理か?20万円ぐらいいるか・・)ぐらいでそろうようにならないとな〜・・。あ゛〜、1億円ぐらい あったら、2000万円ぐらいでOpteronワークステーション10台ぐらい組んで、後の8000万円はメンテナンス費用と電気代に(何年使う気だ)する のにな〜・・まあ宝くじでも当たらないと無理だな。
2004/12/6(日)2:13頃
ちと寝かせすぎて腐り気味のネタ ●こんどはデスクトップ用キーボード - 11/15 あまりに黄ばんですさまじい状態なのでこの際デスクトップ用キーボード(Aptiva 2156-143のやつをずっと使ってる)のカバーも買い換えることに。 で、買ったのがこんなやつ。
最初見たとき違うものを注文してしまったかと思ったぐらいだ。 ぱっと見ではキーボードカバーには見えない。 |
なるほど、シリコンゴムのカバーが折りたたまれて入っていたというわけだ。 ちなみにもちろん下が新しいほう。上は腐ってるとしか思えない(ぉ) |
初めのうちはちょっとべとつく感じだが、使っているとなじんできて普通に打てる(と、説明にも書いてある)。ところで、なぜ今頃こんな古い ネタが出てきたのかというと、たまったデジカメ写真を長い間放置していたデジカメギャラリーに掲載しようと思って写真整理していたらこれを 見つけたというわけ。危うく没ネタになるところだった。 ●3世代のHDD - 11/16 これも写真整理していて見つけたやつ。
これは和歌山大学のシステム工学部A棟3階のリフレッシュラウンジというところに展示してあるHDD。20年前と書いてあるから展示したのは2002年 ということになる。なぜかここだけ大学祭の展示が常設になっているので、このような貴重なものを見ることが出来る(そういえば大阪市立大学の オープンキャンパスに行った時も分解したHDDがあった。3.5インチだったが)。ちなみに1.8インチのやつだけ展示品ではない。そう、それは 「Naoko」復活で取り外した不良クラスタが大量にある「Naoko」の旧ドライブなのだ。3.5インチのやつの詳細がわからないので、仮に1998年ごろ で4GBだとすると・・
大きさとか重さとか | 容量 | |
1982 | PCケース並み、重さ25kg(と書いてあった) | 400M(1倍) |
1998 | 本並み、重さは辞書クラスかも。600gぐらい(手元の海門8.4G) | 4G(10倍) |
2002? | 携帯より小さい。しかも軽い。60g | 20G(50倍) |
重さは適当なので当てにならないが、でかいやつを最低6kgと見積もっても1.8インチのやつは約417分の1。それでいて容量50倍。値段は・・・多分 すごい(当時40万とか)んじゃないかと。型番とかメモしとけば(でも書いてなかったような)調べられたかもしれないが・・。
再度調査したところ詳細が判明。NTTのPATTYというHDDらしい(展示場所にそう書いてある)。が、
NECの8インチHDD「JS4380(PATTY)
'82年出荷開始 400MB/3,000rpm 初のメッキ媒体搭載装置 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0412/disk.htm |
という情報も。NEC?しかも写真はどうみても違うHDDだ。ということは和歌山大学にあるのはNTTにOEMされたものなのか?何せ資料が ほとんど手に入らないので詳細は不明である(2004/12/7)。
2004/12/30(木)4:44頃
ひぃぃ〜4が・・ってそれはどうでもいいから(ぉ)。 ●2004年前期の「自作PC日記」に追記 UPSのことを「自作PC日記」に書いてなかったので。あと、8/12に書いている大規模アップグレードが3月ごろの計画の延長と誤解されなくもない 感じなのでその辺も説明。あの計画は一度ぽしゃって、その後HDDが遅いのでその対策にアップグレード計画を立てたというわけ。ところで余談だが このエントリは↓よりも後に書いている。 ●ゴーストドライバ現象解決法 「Naomi」大規模アップグレード記事の前に、前に「Sephie」のアップグレードで書いた「ゴーストドライバ現象」の解決法をメモの意味もこめて 書いておく。まず、ゴーストドライバ現象とは、正確に書くと
ネットワーク アダプタに IP アドレスを設定しようとする際、次のエラー メッセージが表示されることがあります。 このネットワーク アダプタ用に入力された IP アドレス XXX.XXX.XXX.XXX は別のアダプタ アダプタ名 に既に割り当てられています。アダプタ名 は物理的にコンピュータにないか動作していないレガシ アダプタであるため、ネットワーク接続フォルダには表示されていません。同じアドレスが割り当てられた 2 つのアダプタがアクティブになった場合、どちらか 1 つのアダプタがそのアドレスを使うことになり、システム構成エラーの原因となります。このアダプタ用に別の IP アドレスを指定しますか? XXX.XXX.XXX.XXX は、設定しようとしている IP アドレスで、アダプタ名 はレジストリには存在するがデバイス マネージャには表示されないネットワーク アダプタです。 [はい] をクリックすると、TCP/IP のプロパティが表示され、デバイス マネージャに現在表示されているネットワーク アダプタの IP アドレスを別の IP アドレスに変更できます。[いいえ] をクリックすると、IP アドレスが現在設定中のネットワーク アダプタに割り当てられます。[いいえ] をクリックすると、デバイス マネージャで選択されたネットワーク アダプタと、表示されないネットワーク アダプタの IP アドレスが同じになる点に注意してください。ほとんどの場合、ドライバが無効になるため、問題は発生しません。 (Microsoft KB269155より引用) |
というものである。つまり無いはずのネットワークアダプタと同じIPなのでエラー起こるかもしれないから別のIPにするかい?と毎回聞かれてうざい ことこの上ないという迷惑な現象のことである。そして、今回「Naomi」大規模アップグレードの際、OSを再インストールしなかった(一応上書き アップグレードインストールはしたんだけど)のでオンボードのNICが亡霊として残ってしまったのだ。なんとか解消できないものかとぐぐってみたら 上で書いたKB269155を発見したというわけだ。で、解決法・・・・・はリンク先を見てくれぃ(ぉ)。そして、見事亡霊成仏!さらに、この方法は ネットワークアダプタに限らず他の亡霊デバイスでも使えるので、亡霊デバイスのせいで困っている方は試してみるといいかも。ちなみにデバイス マネージャから普通に「非表示デバイスを表示」を選択しただけでは亡霊デバイスは表示されない。 リンク先を見てくれい・・ではあんまりなので、自動的にゴーストバスターモード(ぉ)でデバイスマネージャを起動してくれるバッチファイル を作成した。ただしWindows2000/XP以降でのみ使用可能(NTは不明だがたぶん無理っぽい)。(2005/6/6) ●「Naomi」大規模アップグレード 次はDual Coreだとか行ってたくせに(ぉ)。まあ、それまでのつなぎとしてとりあえず64bit Single Core+PCI Express Graphicsということで。 ■0.パーツ購入 「約定期日記」の12/29あたり参照。このへんblogツールと違ってエントリを直接参照できないのがつらいな。
今回買ってきたパーツ達。 「Naomi」アップグレードに関係ないのもありますが。 あ、後ろの紙袋は空です。パーツが入ってました。 |
こっちも忘れずに。 Naoya(私)用アップグレードパーツ・・なんちって(ぉ)。 よく見ると1袋食いかけのが。 |
■1.まずは旧パーツ外す&掃除 最近ケースの掃除をしてなかったので、旧パーツを外すとともに、ケースの掃除もする。 (え〜、実はこの辺で力尽きて寝てしまい、もう大晦日なんですね、これが(ぉ))
そういえば以前大規模アップグレードしてから1年5ヶ月○経ったんだな。○が「しか」か「も」かは微妙なところだが(一文字だから「も」とかいう オチはない。ワイルドカードのアスタリスク(*)扱いということで)、普通の人が1年5ヶ月で買い換えるのと、常時稼動で1年5ヶ月とでは随分 違うだろう。だって1年5ヶ月常時稼動≒520日=12480時間=44928000秒。仮に↑の「普通の人」が平日は1日4時間、土日に1日15時間使うとしても、 1週間で50時間、520日だと3700時間ほど。もし私がそのペースで↑これだけ使うとしたら、約4年と9ヶ月(!)も使わなければならないことになる。 つまり短いように見えて相当長く使ってることになるので、見た目はぽんぽん買い換えてるように見えてもよく考えるとそうではないということに なる・・かもしれない(ぬ〜○〜)。まあ、かなり言い訳じみてるが(ってか言い訳では?)。おっと、長話はこの辺にして次に進むことにしますか。 ■2.新パーツ開封&取り付け さて、掃除も終わったのでいよいよパーツ取り付け。まずはM/Bを開封。
とりあえずメモの意味で中身とっておく。 売るときとかに便利そうだから。 |
付属品とか。SATA系はまだ使わないな。 IEEEとUSBのリア増設ブラケットが1つになってすっきり。 でもPCIポート使わないんだよね (SCSI外したし、NIC・SOUNDはオンボード)・・。 |
そしてCPU、メモリを取り付ける。
そしてケースに取り付け、グラボやらリアブラケットやらドライブやらetcを取り付けていく。しかしPCI Express x1コネクタって短いな〜。 以前あったなんとかというコネクタ(日本ではほとんど対応ボードが出なかったとか?)に似てるな。そうそう、CNRとかいうやつだ。 こんなに短くても転送速度は従来のPCI(論理最大帯域32bit*33MHz≒133MB/s≒126MiB/s)の2倍ほど(論理最大有効帯域2Gbps=250MB/s≒238MiB/s) もあるというのが驚き。まあ、シリアルだからね。そういえばUSBもシリアルだし、ATAもシリアル化している。そのうちCPUやメモリも?Socket4とか なったりしてな・・・それはないか。
ところで、余談だが、Athlon 64の表面のバーコードはsemacodeというものらしい。QRコードと似てるがよく見るとかなり違う。製造番号の部分を semacodeにしてあるようだ(証拠?)。このsemacode、作るのは↑のリンクからJavaで動くやつが使えるのだが、読み取りはPCではまだできない っぽい(QRはできる)。なのでCPU表面に書いてある文字を片っ端から試したらビンゴ!というわけ。 semacodeの技術的な基礎はData Matrixらしい?というか、semacodeというのはData MatrixをURLなどの情報を埋め込んで携帯電話などで 読み取ろうというアイデアの名前みたいなものか?(2005/1/8) ■3.動作確認&ベンチマークとか (もう31日だよサイトの新年準備とか年賀メールとかいろいろあるのにうわ〜時間無い。適当に片付けるか(ぉ)) なぜかQ&A形式で。GA-K8NF-9+Athlon64で起こりうる問題のFAQって感じですかね??途中から矢印消えてるのは仕様という事で(ぉ)。 ◆まずはBIOSレベルで。 1.biosでcd認識しねー →WinXPだと認識する。あと、biosでも認識する時としないときがある。F2(後述)だと認識が良くなってる気がするが使えないので。 2.デフォでS.M.A.R.T無効だ →BIOS画面でctrl+f1。するとSMARTの有効/無効が設定できる項目が出る。でも読み出せる情報がバグってる。そういえば以前もnVIDIAのドライバ だとSMARTが使えなくて、Windowsのドライバだと速度が低下するので困ってました。今回はとりあえずnVIDIAドライバで当面行くつもりです。 どうせ壊れる時はSMARTあっても壊れるので、バックアップをしっかり取るようにしておけば大丈夫かな。 3.Win98は? →起動こそするが、ネットワークは使えない。いくつかのデバイスは無理やり手動でXP用とか2k用当てたら入るが動作してるか不明。CD見たらMe用が あるので入れようとするが(メッセージは「98/Me用のインストーラうんぬん」といった感じでいけそうなのに)入らない。まあ動作保障外ということ で98はあきらめましょう。となると、もう98じゃないと動かないやつ(スキャナはXPで動くこと確認。あとはMPEGキャプチャボックスだけ)は 使えないかな。まあMPEGキャプチャはソフトエンコとハードエンコの2つ買ってあるのでいいけどね。 4.easytune5が動かない(これBIOSじゃない?でもBIOSがらみなので) →なぜかアメリカサイトからしかDLできなかった「PVT Only」なF2 BIOS焼いたら動く。しかし、F2 BIOSだとネットワークが死ぬ(DHCPとかは認識 してるのにPINGとか全然通らない)のでF1に戻す。さっきF2が使えないと書いてたのはこのため。まあ、PVT Onlyというのが「スタンドアローン でしかつかえないよ」という意味かもしれないが。PVTってPrivateだろ? ◆起動してから〜ベンチ編 5.うごかねーベンチとかある →グラボが変わったからか、DirectX系の古いベンチ(N-Bench1と2)が正常に動かない。あとゆめりあベンチも640x480、それなりモードでしか 起動できない。まあ、古いやつは消え去る運命。それでも起動したかったら古いシステムを売らずに置いておくことだな。RADEON 8500のやつを 売らずに置いておくか。あ、AGPなM/Bも置いておかないと意味ないな。 6.やたら速いベンチがある。いかさま? よく分からないが、一部のグラフィック系ベンチで400%アップとか信じられん性能アップしてる。理由として考えられるのはそれまでSoftware処理 だったのがPure Hardwareになったからというのと、特定のグラボやドライバにチューニングしてあるベンチマークがあるからの2つぐらいか。 逆に数値計算系(Superπとか)はそんなに上がってない(せいぜい30%〜40%ぐらい)。そりゃまあもともとFull Hardware処理だからね。 7.ベンチの結果はどこにあるんじゃごるぁ ここにおいときました。時間があったらhtml化とかしますが多分そのままでしょう。○chと違って「●」の変わりに「Microsoft Excel(か、相当の エディタorビューア)」が必要ですが。ptってのはPerformanceTest 4.0のベースラインファイルですのでPerformanceTest 4.0が必要です(中身 見てみましたがTEXTじゃなくてBINARYでした)。 ◆起動してから〜DEP(EVP)とか 8.DEPって? →Athlon64に搭載の機能で、AMDはEVPって呼んでます。マイコンピュータ右クリ→プロパティ→詳細設定→一番上の「パフォーマンス」の中の「設定」 ボタン→「データ実行防止」タブで設定可能。DEP未対応CPUだと「追加」ボタンの下に「ハードウェアのDEPはサポートされない」という旨の文章が 表示される。どういうものかというと、バッファオーバーフローなどで本来データ格納専用であるメモリ領域でコードが実行されるというのを防ぐ 効果がある。 9.有効にするには デフォルトで有効のはず。マイコンピュータ右クリで「物理アドレス拡張」となってたら有効。無効にするには・・ぐぐってくれ(ぉ)。しかし デフォルトだとWindowsのシステム系のみなので、全てのプログラムを対称にするにはさっきの画面で「次に選択するものを除く〜DEPを有効にする」 を選択すればいい。 10.↑これやったら起動しないやつとかあるんだけど(TMIDIとか、PC-DoctorとかDEPに引っかかる。それ以外でも起動しないのがある) 仕様です(ぉ)。「次に選択するものを除く」なので、そこに該当するアプリをいれてやりましょう。 11.DEP食らった時はどんな表示になる?
↑こんな表示。これはDEP対策してないスクリプトをhspで動かした場合に発生。
12.hspでDEP対策するには?
普通に標準命令とか使ってる限りは大丈夫なはず。プラグインの場合は作者に相談しましょう。ここでは機械語を変数に埋め込んで実行してる場合
の対処法。「hsp xdim」でぐぐったらでてくるんですが、ちょくとさんがxdimというのを作られているので、それを使いましょう。
13.他の開発環境では?
・・VirtualProtectというWin32 API呼べばいいようですが、普通にやってる限りは大丈夫かと(よく知らん)。もしかしたら関数の引数に戻り関数
のアドレスを指定するようなやつ(コールバック関数?)は問題が出るかもしれません。あ゛〜よくわからんのでネットでぐぐってください(ぉ)。
◆他
14.nVIDIAのMIDI音源なくなってる。
YAMAHAのMidRadioPlayerというのがフリーでかなりいいソフト音源内蔵してます。外部からは使えないのが残念ですが。もし、あなたが本格的に
DTMとかやるつもりなら、数万〜数十万するMIDI音源を買いましょう。私はそこまで音にこだわらないのでMidRadioのやつでも十二分ですが。
15.BIOS F2って結局なんじゃい
知らん(ぉ)。今見たらasiaからしか落とせなくなってる。GIGABYTE内でも「うわ、これネット死ぬぞ!」「まずいな、取り止めか?」「いや、一応
PVT Onlyって書いてあるしいいだろ。」とかもめてたりして。
どうやらネットが死なない環境もある模様。現在は「PVT Only」ではなく「Update CPU microcode」になってますが、ものは同じです。
(2005/3/29)
16.MBMが対応してないよ〜
開発止まっちゃいましたからね。一応私はCPUにITE8712F-2、Case(M/B?)にITE8712F-1、電圧にITE8712F Standard 2、CPU FanにITE8712F-1、
Case FanにITE8712F-3を指定してます。電圧はBIOS読みより少し低めに読めます。5Vがバグるのは仕様と思ってます(BIOSでも5Vは表示されない
ので)。
17.OC耐性は?
F1 BIOSでOCツール起動しないので試してません。F2だと起動しますが試すの忘れました。あと、F2にアップした後CMOSクリア(Load Optimized
Default)せずに起動したら、コア電圧1.6V、クロック2120MHzぐらいで起動してきました。なので少なくとも100MHz程度のOC耐性があることは
分かりますが。おっと、これは「私の」Athlon64の耐性です。他のAthlon64はどうか分かりませんし、全体的にこのコアのこのクロックの製品が
どれぐらいのOC耐性の分布(分散とか平均)をもってるかも不明です。もしかすると上のほうにある写真の製造週と同じ週に作られたものだと
似たような耐性かもしれません。というか、そもそも100MHz程度じゃOCにならんだろという話もありますが(「Sephie」の前のCeleron 900Mも
1080で余裕で常時稼動してましたし)。
■4.最後に
結果的に今回の大規模アップグレードは成功だったといえるでしょう。目的の「POLが遅いの解消」と「SETIの性能アップ」は果たせましたし。
さらに、消費電力も130W→125Wと5Wダウン。これだけ性能が上がって消費電力は下がったということは、かなり電力効率は上がったということに
なります(ちなみに、BIOS画面でも120Wぐらい食ってます。もしかしてBIOSだとCool'n'QuietとかAuto HLTとか効かないからでしょうか)。
次の大規模アップグレードはかなり先になりそうですが、まだ今の環境でもアップグレードする所は残ってます。特にHDDが未だにATA133の80Gなので
せめて次はSATAの200Gか、100G RAID0あたりやりたいですね(100Gってない?120ぐらいかな)。できればRAID0+1(1+0はまた違うんだよな)とか
やってみたいですが。では、時間もないのでこの辺で。さらば〜〜〜。あ、次は来年だな。
追記:ただ、BOINCのWhetstoneがほとんどスコア上がってないのが気になる。もしかすると、このGA-K8NF-9というのがnForce 4x(廉価版
らしい。HTクロックがnForce4無印以上は1Gなのに、これは800Mぽい)なので、CPUの能力が活かしきれてないのかも?でも、ベンチマーク
ルーチンなんてL1に入りそうな気もするが・・。(2005/1/3)
SETIのClaimed Credit算出法が分かった(ソース見た(ぉ))のでパワー比較表作ってみた。CCPは秒間のClaimed Credit、DCCは一日あたり
のClaimed Credit。すると、旧システム(「Naomi」3rd+その他)と新システム(「Naomi」4th+その他)ではわずか5.25%しか性能
向上してないってことに。これで本当にSETIの性能がアップしたといえるんだろうか・・。まあ、今回SETIスコアにおけるベンチマーク
の重要性を改めて認知したので、BOINCクライアントを常に優先度「高」で実行させることによりベンチマークスコアを高く保つように
ショートカットなどを変更しておいたので、そっちのほうで今後いくらか効果が出そうである。もっともSETIの最終スコアは最大と最小を
蹴った残りのスコアの平均を取る(有効スコアが2つ以下の場合は低いほう)という方法を取っているのでいくら効果があるかは不明だが
・・・。(2005/1/5)