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2009/3/1 とりあえず記事作成
2009/3/2 一応メモ書き程度まで書き進める
2009/3/8 体裁を整える。
2009/3/25 ベンチマーク以外は一応完成。文体がおかしい部分もあるが放置することにした(ぉ)。
2009/4/1 ついに完成←AFネタではない。
工人舎 SCを買うつもりで難波に行ったが、一目惚れして買ってしまったTOSHIBA
NB100/H。
その概要や使ってみた感想などを書いていく。
私の所有する個体に関する情報は「Naoko」2ndのスペックページにも追加していく。
一応セットアップメモを置いておく(nb100h_setuplog.txt)が、メモなどは整理してこの記事に書いているし、インストールするアプリケーションやOSの設定などは好みがあるのであまり参考にはならないかもしれない。
※以下、NB100/Hと書いてある部分は、NB100やNB100/HFにも当てはまるかもしれないし、当てはまらないかもしれない。特にその点を区別したい場合には明記している。
比較したい対象はたくさんあるのだが、あまり多くしても大変なので、私の持っている機種限定ということでWILLCOM
D4(WS016SH)とVAIO U(PCG-U1)と比較してみる。
ここではあくまでカタログ上の値だけでの比較で、実際に使ってみての比較は「レビューという名のメモ書き」、基本性能の比較は「ベンチマーク対決」で行う。
※カタログ値(公式発表あるいは実測スペック)であるため、購入後に私が変更した部分については反映していない。
※コメントにかなり使用した感想などが入っているが、そもそも所持・使用した機器について純粋にスペックだけでコメントをつけるのは無理なので了承願いたい。
※かなり長いので、飛ばしたい人はこちら→「購入の決め手」
項目\機種 | TOSHIBA
NB100 (NB100/H,PANB100HNL) |
SHARP
WILLCOM D4 (WS016SH1(B)) |
SONY
VAIO U (PCG-U1) |
コメント(N=NB100/H、D=WILLCOM D4、P=PCG-U1) | |
発売時期 | 2009年2月下旬 ※SSD/Vista搭載のHFは1月23日 |
2008年7月11日 | 2002年4月27日 | Pの古さが際立つな。もう7年近く前になるのか。 しかしNもXP搭載なので、いかにXPが長く愛されてるか分かるな。 Nの初代(NB100無印)は2008年10月下旬らしい。D4と半年も違わないんだな。 |
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参考価格 | 実売65,000円@3/11 ※私は2009/2/24に52,290円で購入した。 ただし長期保証分を除いた本体は49,800円で、ポイント還元率も20%あった |
128,600円 ※単体購入した場合。私はアカデミック版をW-VALUEで購入したので80,200円相当。 |
実売15万円(発売当時) ※私は2002/12/30に110,040円で中古購入。 |
Nの安さが際立つ。Pの1/3程度の実売で性能は何倍もあるのだから、技術の進歩とネットブックというジャンルの特異さに驚かされる。
Dはネットブックではないのだが、時期が悪かったとしか言いようがないな。そりゃ4〜5万のネットブックと比べられたらなぁ。 |
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OS | Windows XP Home SP3 |
Windows Vista Home Premium SP1 |
Windows XP Home |
DがXPを採用していたら評価は変わっていただろう。でもULCPCライセンス条件に当てはまらないからなぁ。 Pが出た当時はVistaなんてないから通常版XPなわけだが、それが価格にも反映されているのかもしれない。 |
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CPU/チップセット | Intel Atom N270(1.6GHz)/ Mobile Intel 945GSE Express(82945GSE) |
Intel Atom Z520(1.33GHz)/ Intel SCH US15W |
Transmeta Crusoe TM5800(867MHz)/ ??? |
同じAtomでも随分性能が違うN系とZ系。Z系は動画再生支援が効くということで知られているが、これはチップセット(US15W)の機能で、CPU自体に再生支援機能はない。 Pは今はもうコンシューマ向けx86 CPU製造から撤退したTransmetaのCrusoeを搭載している。性能はあまり高くないが省電力性能は当時ではかなり優れていた方だったと思う。 |
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メモリ | PC2-4200(DDR2-533) 1GiB(スロット) ※非公式に2GiBまで増設可能 |
PC2-4200(DDR2-533) 1GiB(オンボード) ※チップセットは非公式に2GiBまで対応だが、物理的に増設不能 |
SDRAM(133) 256MiB(オンボード128+スロット128) 最大384MiB うち16MiBをシステムで使用 |
NやDとPとで世代の違いを感じるな。 しかし、せめてDのメモリがスロット式だったらなぁ…。 Pはどうやっても384MiB以上使えないらしいので、Webですらリッチ化してメモリを食うようになった今ではもはや現役として使っていくのは辛いな(購入当時でもきつかったが)。 |
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表示機能 | 内部ディスプレイ(LCD) | 8.9型ワイド 1024*600(WSVGA) 24bitディザリング Clear SuperView液晶 LEDバックライト |
5型ワイド 1024*600(WSVGA) 18bit(262,144色) LEDバックライト |
6.4型 1024*768(XGA) 24bitディザリング |
NとDが同じ解像度ということが信じられない。明らかにNのほうが広い印象を受ける。
解像度ではPが最も優れているが、画面の精細さだとNが圧勝。でも機能だとDなんだよな(タッチパネルがあるから)。 |
外部ディスプレイ | 最大2048*1536(4:3) | 最大1920*1080(16:9,フルHD) | 最大1600*1200(4:3) | Dは外部出力までワイド仕様らしい。しかし、UXGAでの動作を確認しているので、縦が1080以上は絶対にアウトというわけではないようだ。 | |
グラフィック アクセラレータ |
Mobile Intel GMA950 VRAM最大128MiB(メインメモリ) |
Intel GMA500(POWERVR SGX) VRAM最大253MiB(メインメモリ) |
ATI(現AMD) MOBILITY RADEON -M VRAM8MiB(オンチップ) |
Pは一応RADEONの名を冠したアクセラレータを搭載しているが、性能はそれほど高くはない。だが、何とかすれば一応FFXIを動かすことは可能だった(ゲームプレイは厳しいが)。 | |
入力装置 | キーボード | JIS配列84キー ピッチ15.9mm ストローク1.5mm メンブレン式? |
64キー ピッチ12.2mm ストロークほぼ無? メタルドームスイッチ式 バックライト付 |
84キー ピッチ14mm ストローク1.5mm パンタグラフ式 |
Dのキーは基本的に親指打ち用で、手が小さい人なら何とかタッチタイプできなくもないが、キーストロークが固くかなり困難だ。
Pはこのサイズでは珍しく(?)パンタグラフ式を採用しているが、取れた時の修復は困難を極める。あとキーが少し変態配列。一方Nは通常配列だが、その分右側の記号キーが小さくなっている。 |
ポインディングデバイス | タッチパッド | イルミネーション付タッチパッド(ホイール機能対応) タッチパネル |
ワイドスティック バックボタン付ジョグダイヤル |
これに関してはDのタッチパッドが一番だと思う。逆に最下位はPのワイドスティック。後のU101では改良されたらしい。 Nのタッチパッドは可もなく不可もなくといった感じ。欲を言えばボタンとパッドの間にもう少し隙間があればいいのだが。 |
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補助記憶装置 | 160GB HDD(TOSHIBA MK1652GSX) 5,400rpm SATA |
40GB HDD(TOSHIBA MK4009GAL) 4,200rpm PATA (Ultra ATA/100) |
20GB HDD(TOSHIBA MK2003GAH) 4,200rpm PATA (Ultra ATA/66) |
Pは購入後一度ディスククラッシュして40GBのHDD(MK4004GAH)に交換したが、それでも遅かった。 Nは回転数、インタフェース、プラッタサイズなどがDやPとは大きく異なるので、性能としてはかなり高くなっている。 |
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通信機能 | (有線)LAN | 100BASE-TX/10BASE-T | なし ※クレードル経由で使用可能 |
100BASE-TX/10BASE-T | Dはサイズ重視なので、モバイル用途ではあまり使わない有線LANは搭載していない。 基本的に有線LANは大容量ファイルの転送やアップデート時しか使わないので、そのようなことを頻繁に行う人はクレードルを買うといいだろう(高いけど)。 |
無線LAN | IEEE802.11b/g 152bit WEP/WPA/WPA2 256bit AES |
IEEE802.11b/g 64,128bit WEP/WPA |
なし | Pの時代にはまだこの大きさのノートPCには無線LANが標準搭載されていなかった。
各所で言われているが、Dの無線LANは明らかに欠陥と言っていいほど強度や安定性が足りない。小さい筐体にいろいろ詰め込みすぎてノイズにやられているのだろうか。 |
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Bluetooth | Ver2.1+EDR | Ver2.0+EDR | なし | Pの時代にはまだBluetoothなんてなかった気がするんだが…と思って調べたら、仕様書自体はそれ以前からあったが、日本で普及し始めたのは2003年頃かららしい。 また、Ver2.1+EDRが発表されたのは2007/3/28らしいが、Dに搭載されているのがVer2.0なのはコストや電力面の問題からか?(情報元:Bluetooth - Wikipedia) |
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WAN | なし | PHS(Willcom W-SIM) | なし | これはDの圧倒的アドバンテージであるが、同時に唯一のアドバンテージじゃないかと思ってしまう(ぉ)。 | |
マルチメディア | カメラ | 30万画素 1/6インチCMOSセンサ ※自分撮り用 |
198万画素 CMOSセンサ オートフォーカス ※他人(物)撮り用 |
なし | Pにカメラがないのはいいとして、NとDではカメラの思想が違う。 Nはチャット・メッセンジャー用、Dは風景・人物の撮影用だ。 私としてはNのように自分撮りのほうがいいかな。Dのカメラは音が鳴ってしまうし、専用機を持ってるので普段はそちらを使うし(そうでないときは携帯電話を使う)、電車の中で使ってると盗撮してると思われないか((((((;゜Д゜))))))だし、せいぜいAR技術を試して遊ぶぐらいにしか使わないなぁ。 |
ワンセグ | なし | あり | なし | WANと並んでDのアドバンテージだが、無線LANと同じくお世辞にも感度がいいとは言えない。 むしろN+外部ワンセグチューナのほうがはるかに感度がよく、画面も大きいので快適に視聴できる。 ただ、チップセットの動画再生支援が効くのか、それほど重くならずにワンセグを視聴できる。何故かNだと重いんだよなぁ(チューナ側の問題かもしれないが)。 |
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サウンド | Intel HD Audio ステレオスピーカ ヘッドホン端子(3.5mmφステレオミニジャック) マイク端子(3.5mmφミニジャック) 内蔵マイク |
チップセット内蔵+HD Audio モノラルスピーカ 平型イヤホンマイク端子 |
AC97 Audio+MEGA BASS モノラルスピーカ ヘッドホン端子(3.5mmφステレオミニジャック) マイク端子(3.5mmφミニジャック) |
Nにはビデオチャット用の内蔵マイクがある。 しかし、何故電話機として使えることを売りにしたはずのDに内蔵マイクがないのか理解に苦しむ。 その代わりにマイク端子がヘッドセット用の平型になっている。これはこれで音楽を聴くだけの場合には使いづらい。 Pは内蔵マイクがなくスピーカもモノラルだが、端子はNと変わらない。やはり3.5mmφミニジャックがモバイルPCとしては一番使いやすいんだよな。 |
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インタフェース | カードスロット | ブリッジメディアスロット SD:最大2GB SDHC:最大16GB MMC:最大2GB MS:最大256MB MS PRO:最大2GB ※microSD、miniSDはアダプタ経由で使用可能 ※著作権保護、SDIOは非対応 |
microSDスロット ※著作権保護は非対応 ※ReadyBoostについては公式には非対応だが、実際には使える場合もある W-SIM |
MSスロット ※著作権保護(MagicGate)対応 PCカードスロット |
PのMagicGate対応は公式(MagicGateはソニーが策定した規格)ならではだろう。でも、SDが使えたらもっと良かったんだけどな。 また、無線LANがない分PCカードスロットがあるので、PCカードタイプの通信カードを使うことができる。で DのW-SIMスロットを何か他の用途に使えないかと思うのだが(内部的にはシリアルポートらしい)、無理だろうなぁ。 |
USB | USB(2.0/1.1)*3 | USB(2.0/1.1)*1 ※ミニABコネクタ |
USB(1.1)*2 | PのUSBは2.0非対応なので、最近の機器は使えないものが多い(転送量が多く、2.0の速度が必須となるから)。
DのUSBがミニコネクタでなければもっとよかったんだけどなぁ…。 |
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その他 (すでに他で書いたものは省略) |
RGB(miniDsub15) | 拡張端子 ※別売の専用アダプタやクレードルを使うことで、外部ディスプレイ、ヘッドホン、有線LAN、USBなどが使用可能 |
IEEE1394(S400、4ピン) VAIO関連製品専用DC OUT ディスプレイアダプタ専用端子 |
Nはあまりインタフェースを持たないが、必要最小限のものは持っているので、ネットサーフィンに、DVD視聴に、プレゼンにと、様々な用途に対応できる。
Dもインタフェースは少ないが、こちらはフルサイズUSBとDsubを持たないのでいまいち使い道が限定されがちだ。専用アダプタは固定がゆるいので、プレゼン中に抜け落ちないか気になって仕方がなかった。 Pはインタフェースの種類が多めだが、あまり使わないものや特殊なものばかりである。でも、よく考えたら専用アダプタを必要とするDとあまり変わらない気がする。ただ、本体価格が高いので、その上にディスプレイアダプタを追加購入となるとかなりの出費となってしまう。 |
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電源 | バッテリ | リチウムイオン 標準:PABAS156(7.2V 4860〜5427mA!?) ※そもそもバッテリに貼ってあるシールからして4860mAh(約35Wh)と38Whで値が食い違っている 駆動時間:3.7時間 |
リチウムイオン 標準:CE-BL57(7.4V 960mAh) 大容量:CE-BL58(7.4V 2880mAh) 駆動時間:1.5時間(標準)/4.5時間(大容量) |
リチウムイオン 標準:PCGA-BP1U(11.1V 1800mAh) 大容量:PCGA-BP3U(11.1V 5400mAh) 駆動時間:2.5〜4時間(標準)/7.5〜12時間(大容量、推定値) |
P:標準だとちょっと心細いが、大容量だとガンガン使っても大丈夫。講義中ずっとつけっぱなしにしても余裕。一度スタンバイにしたまま忘れてしまい、1日以上放置していたがまだバッテリーが残っていた。
D:無線系の悪さと並んで酷評されるバッテリ容量の少なさ。サイズや重さを優先したかったのは分かるが、もう少し多ければなぁ。 N:現時点(3/24)では公式の大容量バッテリが用意されておらず駆動時間はPの標準バッテリ並だが、こまめにスタンバイ・休止状態にすれば何とか実用に耐える。工人舎SCのラージバッテリが使えるらしいので、容量が足りないと思った人は自己責任で試してみるのもいいだろう。 ちなみにNだけ電源ON時とOFF時でバッテリの充電時間が異なっているが、少なくとも私が使った限りではほぼ最短で充電されているように思う。 |
ACアダプタ | PA-1650-01 入力:100〜240V 50/60Hz 1.6A 出力:19V 3.42A(65W) |
EA-UM1V 入力:100〜240V 50/60Hz 1A 出力:11V 2.46A(27W) |
PCGA-AC16V4 入力:100〜240V 50/60Hz 0.6〜1.1A 出力:16V 2.7A(43W) |
DのACアダプタは仕様が特殊なため、外部バッテリでも対応しているものがなく(大抵12V)、やっと発売されたD4対応外部バッテリもトラブルが出て発売中止になる始末。
一方、全く逆の状況なのがN。この仕様のACアダプタは種類が多く、この記事を書いている今も、EPSON Endeavor NJ1000用アダプタ(SADP-65KB A。このアダプタ自体が汎用品らしい)を使って稼動させている。 |
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消費電力 | 13W(標準)/65W(最大) | 23W(最大) ※標準は6〜10W程度? |
30W(最大?、バッテリ非充電時) ※標準は7〜15W程度? |
この中では普通に使った場合、Dが一番消費電力が少なくなると思われる。だが、その分
Nの65Wというのはバッテリ充電に加え、周辺機器などを限界まで接続してフルロードで稼動させた時の話で、普通はまずそこまで行かない。 |
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外見 | サイズ (幅*奥行き*高さ[mm]) |
225*190.5*29.5〜33 | 188〜192.3*84*25.9(標準バッテリ時)/35.3(大容量バッテリ時) | 184.5*139*30.6(本体)/46.1(バッテリ部) | 私としてはUMPC/ネットブックとして許容できるのは幅240mm以下(キーボード幅220mm以下)なので、NはギリギリOKということになる。
Dはサイズに関してはほぼディスプレイ・キーボード付きPCとしての限界といっていいほど小さいが、その分犠牲にしたものは大きい。この小ささに価値を見出せるかどうかが評価の分かれ目になるだろう。 この表にはないが、VAIO Type Pのことをソニーは「ポケットスタイルPC」なんて呼んでいるようだが、あれがポケットならDはさしずめ「パーム(掌)スタイルPC」だろうか。 |
質量 | 846g(本体) 1070g(標準バッテリ時) |
431g(本体) 460g(標準バッテリ時) 575g(大容量バッテリ時) |
634g(本体) 820g(標準バッテリ時) 1104g(大容量バッテリ時) |
本体だけの重さではN>P>Dで、大容量バッテリをつけてもDが最軽量である。以下にモビリティを重視したかがよく分かる。
NとPの比較だと、本体はPのほうが200gほど軽いが、Nの標準バッテリとPの大容量バッテリだとNのほうが軽くなる。確かにP+大容量バッテリは大きさの割に重かった。 |
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その他 | 色:コスミックブラック | 色:黒 Microsoft Office 2007が付属 |
色:? 発売当時(2002/4/1時点)はXP搭載機で世界最小・最軽量(SONY調べ) |
本当はDも「世界初のCentrino Atom搭載機」だったのだが、発売が遅れた上にネットブックに話題を掻っ攫われてしまい、あまり注目されなかった。 |
このスペック表に書ききれなかった項目のうち、NB100/Hに関するものについては以降の記事で書いている場合があるので、ここで見つからなくても目次やページ内検索をで探してみてほしい。
難波遠征記事のほうにも書いたが、大きさがちょうどいい感じだったのと、価格が5万円前後とそれなりにリーズナブルだったことが要因かな。
あとはタイピング感もそこそこいい感じだったのもある。ただし、後述するがややキーの取りこぼしが多い気がする。
何故SSD搭載モデルにしなかったかというと、搭載OSがWindows
Vistaだったから。それならWILLCOM D4を既に持っているからね。
あと、SSDモデルでタイピングテストしたときにやたらキーを取りこぼした気がしたのも理由の1つだ。
だが、その後HDDモデルでも高速打鍵時(特に同じキーの連打)にキーの取りこぼしがあることが判明したのでNB100シリーズ全体の問題なのだろう。
注意:事実と異なる内容や思い込み・勘違いが含まれている可能性があります。参考にする場合は自己責任でお願いします。
天板は黒かと思ってたが濃い紺色にラメ入りっぽい感じ。光沢加工で指紋が目立つが、それ以上にTOSHIBAロゴが目立つ。
3/7撮影。まだ2週間も経ってないのにすでに傷が。 こうなるのが嫌な人は購入時に大きめの液晶保護シートを買って貼り付けておくといいかも(見た目は悪くなるが)。 ※私の知る限りでは、3/8時点でまだ専用の天板保護シートは出ていない。 |
XDビット(DEP)が無効になっている。パフォーマンスに影響するからかもしれないが、さほど変化はないようだし、ONにしておいた。
クロック切り替えは1.6GHz(12倍)と800MHz(6倍)の2段階しかないらしい。これはAtom
N系のネットブック共通だろう。
…と思ったら電源管理を「常にオン」にしてたのが原因だったorz。EISTは「ポータブル/ラップトップ」じゃないと動作しないらしい。
仕方がないので「ポータブル/ラップトップ」に設定して、スタンバイや休止状態を全て「なし」にすることにした。
その結果、間に1.07GHz(8倍)と1.33GHz(10倍)があることを確認した。
起動順序はHDDが一番最初になっているので、CD/DVDやUSBから起動したい場合は切り替える必要がある。
HDDの接続モードがAHCIになっている。この状態だとSMART情報が読めない。
調べるとIDE→AHCIは茨の道らしいが、逆はそうでもなさそうなのでIDE互換モードに変更することにした。
その結果、無事SMART情報が読めるようになった。もちろんOSが起動しなくなることもなかった。
基本性能はZ520(D4)よりN270のほうが上だな。でも再生支援はない(あれはCPUじゃなくてチップセットだが)。
バッテリ残量が少なくなるとスタンバイから復帰する機能(Critical
Battery Wake-up)があるらしいが、うっかりスタンバイで放置していたが発動しなかった。
…と思ったら、これはWindows Vista以降でサポートされているハイブリッドスリープ用の機能らしいorz。
てっきりOSに関係なくスタンバイ解除して、OSに休止状態に入らせるためのものだと思ってた。
回転数はモバイルでは高速な5,400rpm、1プラッタで160GB、SATAという、かなり最先端なHDDを搭載。
D4はおろか「Fen」(LaVie RX LR700/8E)より高速である。
そのおかげか動作が重く感じないので、ちょっとした文章書き、メール、軽いウェブなどは普通のPCと変わらない操作感覚で可能だ。
以下にHD Tuneで計測した結果を示す。
最高(外周部)約60MB/s、最低(内周部)約30MB/sといったところか。D4(に搭載されているMK4009GAL)の倍以上だな。 |
メモリと違って気軽に換装できないだけに最初から高速・大容量なのは嬉しい。D4もせめて60〜80GBあってもう少し速ければ…。
液晶は光沢。
D4と同じ解像度のはずだが物理的に大きいのでかなり広く感じる。
XGA解像度の表示はD4のように無理やり詰め込むのではなく、スクロールする(※)ようになっている。
※表示されるのは1024*600分で、マウスを上下の端に持っていくと隠れている部分が見えるようになる。
VGAなどは引き伸ばされて表示される。
言うまでもないがネットブックなので解像度は1024*600。問題となるのは「壁紙」「タスクバー」「DirectXなどの3D系アプリケーション」。
壁紙は1024*768用を800*600に縮小して横に何かくっつけるか、下168ドットを削るかして作るしかない。
私はBSOD(ブルースクリーン)の下168ドット(青一色)を削って壁紙にした。今回は他のマシンと違って本体写真は使わなかった。
タスクバーはよく左や右に移動している人がいるが、私は下に置きたかったのでデザインをクラシックスタイルにすることで高さを減らした。でも2行にしたので意味がない(ぉ)。
DirectX系は可能なら800*600で起動させるか、それが無理なら外部ディスプレイを使うしかない。
高速で入力すると取りこぼす時がある。逆に取りこぼしを再現しようとしても起こらないこともある。
原因についての考察だが、CentOS5.2では逆に少ししか押していないのに何文字も入力されてしまうことが頻繁に起こった。
そのため、Windowsではドライバでそれを抑制していて、その動作が強く効きすぎているのではないだろうか。
ただ、ドライバは汎用のものなので、やはりハードウェア面に何らかの問題があるのだろう。
スタンバイにするキーはないので電源ボタンをスタンバイに当てるといい。私はLID(天板、液晶ディスプレイ)クローズでは何もさせない派なので。
休止はFn+F2で。
NB100に限らず多くのネットブック、UMPCに共通することだが、暗いところだとキーが打ちづらい。
やはりD4のキーボードバックライトは偉大だと気づかされる。
無線や輝度のホットキーはBIOSレベルで効く。ただしOSが起動してからは強制的にユーティリティ制御になる?
そのため、ドライバのないOSを入れた場合はホットキーが効かないかもしれない。
※Image Backup 9のWindows PEで確認。輝度も無線も効かない。
XPのセーフモードだとホットキーが効く(BIOSレベルの動作?)。
無線以外のホットキーは押した時点で切り替わるが、無線は押して切り替え表示が出てからもう一度押さないと切り替わらない。
D4と違ってCtrl+Alt+DelがFNなしで入力できるのはいい。
ロックスイッチがない(買う前に知ってたけど)。DVD視聴時にタッチパッドに触れるとカーソルが動くのが鬱陶しい。
Windows+Lでロックできるとか言うなよ。確かにロックできるけどそれだとDVDが見れなくなるじゃないか。
右端と下端にバーチャルスクロールというスクロール領域がある(ドライバによって実現)のだが、デフォルトだと私には少し広すぎるので狭めた。
Gigabit Ethernet(1000BASE-T)対応ではないが、特に問題はない。
実スループットは場合によるが70〜80Mbps出ることを確認。
Wake on LAN(WOL)対応。実際に動作を確認した。スタンバイ・休止状態の両方から復帰可能。
でも、ネットブックを遠隔で起動させたい場合ってあまりない気がするのだが…。
ワイヤレスON/OFFを行うとBluetoothも巻き添えになる。OFFのときはいいんだが、ONの時が困るんだよな。
仕方がないので、あまりBluetoothを使ってないからデバイスマネージャから無効にした。
ハードウェアの切り替えスイッチがない(ホットキーを使用)。まあ、これは店頭で現物見て確認してるからいいけど。
ちなみにホットキーはWindowsが起動するまではBIOSレベルで効いている。
まあ、もしWindows起動してからじゃないとOFFにできないんだったら飛行機や病院で一瞬でもONになったらまずいからね。
(もっとも、そういう場所では無線云々以前に電子機器を使うこと自体が制限されていることが多いけど)
無線LANの実スループットは上り・下り共に20Mbps程度(アンテナから80cmぐらい、電波強度約-30dBm)。
SDスロットはバネ式ではない。抜くときはそのまま引き抜く。
本体にケースやカバーをつけた状態だと抜きづらい。
SDカードスロットのアクセスランプが見当たらない。
DiskState
2で取得しようとしてもできない。
取り外すときはタスクトレイから安全な取り外しを選択するか、UnplugDrive
Portableのようなツールを使ったほうがよさそうだ
SDカードスロットからのブートはできない模様。
一方、USB(CD/DVD、フラッシュメモリなど)からのブートは可能。
ただし、少々特殊(チップが新しい?)らしく、起動しないOS(ブートローダ)もある(下のほうにあるCentOSの項目を参考)。
USBは右2つが同じハブ、左の1つは別のハブとなっている。
外付けのDVDドライブやHDDなど大電流が必要なデバイスは左側に単独でつけるのがいいだろう。
実際に右側にW-ZERO3とDVDドライブを取り付けて使ったら過電流エラーでDVDドライブが落ちてしまった。
画素は30万。しかし性能は高く、ぼけたりぶれたりしない(少なくとも私はそう思う)。
内蔵マイクがあるので単体でSkypeもできる(実際に試した)。
マナーモード(※)がない(そりゃそうか)。ヘッドホン引き抜くときにはミュートにしないとな。
※:スピーカからは音が出ないが、ヘッドホンを接続すると音が出る状態のこと。
バッテリ・電力に関しては後述する消費電力徹底調査にも書いているのでそちらも参考。
ちょwwバッテリ残量が設計(36000mWh)超えてるんだが。どういうことだ。
完全放電→充電したら39082mWhに増えた!!もう訳がわからない。
しかも設計36000、フル39082、現在39089(フルより多い)とか、バッテリの制御チップが腐ってるのか?
本当なら容量増加は嬉しいはずなのだが、バッテリ本来の容量を超えて過充電してないか心配で素直に喜べない。
「TOSHIBA
NB100 Wiki」 のバッテリ情報によると、SC用ラージバッテリ(LBATSC01)が使えるらしい。
ただ、PABAS155となっていることから分かるように2008年秋モデルの話なので、2009年春モデルにも使えるかは不明。
PABAS155とPABAS156(NB100/H、NB100/HF用)は物理的に互換性があるようだ。よってLBATSC01も問題ない。
ACアダプタの仕様は入力100-240V、50-60Hz、1.6A、出力19V、3.42A(65W)。センタープラスで外径5.5mm、内径2.5mm(実測)。
一般的に広く使われている仕様らしく、EPSONのEndeavor NJ1000(※)用アダプタが電圧・電流まで含めて完全に適合した。
これで予備ACを買わなくて済むので、その分をカバーにでも回すか?→回した
※研究室にあるPCで、小ゼミ発表に使われている。
追記:バッテリの充電特性は以下のようになっている。
74%までなら1時間15分ほどで充電できてしまうことになる。
フル充電にはその倍ほどかかるようだが、設計の36000mWhで止めておくなら少し短くて済む。
NB100はネットブックなのでXP Home。何気にXP Homeは初めて使う(U1はさっさとProfessionalにしてしまったので)。
アカデミックアップグレードは21,000円もする。Homeで使えるなら使ったほうが得だな。
せめてtaskkillだけでも持ってこれないか?(ライセンス的にブラックだが)…と思ったら標準でtskillという簡易版taskkillがあった。
「tskill hoge」で「taskkill /F /IM hoge.exe」と同じ効果っぽい。
細かいオプションは設定できないが、ほとんど「/F」と「/IM」ぐらいしか使わないので問題ない(/PIDに相当するのはtskillでも使える)。
HomeのAdministrator設定は「rundll32 netplwiz.dll,UsersRunDll」で呼び出す。
まあ、どうせスタンバイや休止状態から復帰したときにすぐ使えるように復帰時のパスワードをOFFにするだろうから、落としたり盗まれたら終わりなんだけどな(ぉ)。br
ConfigFreeという専用ツールは結構使えるかも。
だが、プロファイルの作成・編集に注意しないと設定が巻き戻る可能性がある。
実際にIEのスタートページがConfigFreeによって何度も巻き戻され、なにが原因か分からずしばらく悩んでしまった。
GoogleツールバーとGoogleデスクトップが最初からインストールされている。
デスクトップ(サイドバー)のほうは初めて使うが結構よさげ。CPUもそんなに食わないし(※)。
でもインデックス作成は切っておいた。保存場所は自分で管理するので検索はOS標準のもので十分だからだ。
※:たまに25〜30%ぐらい食う時がある。インデックスを作成してないのに何故だろう。ガジェットか?
Image Backup 9でバックアップしようとしたらネットワークドライバが見つからない。
どうやらc:\app&drvにあるらしい(※1)が、IB9からは隠しフォルダが見えないorz。
仕方がないのでセーフモードで起動して隠しを外す。しかし、なんで隠してあるんだ!?
ところがそれでもドライバが読めない。ヴぁ!IB9はVistaベースなんだった!!orz
ということでVista用のドライバ(※2)を入手してやっとネットワークが有効になった。
※1:みつみんの「こ、これは…」:
TOSHIBA ネットブックPC NB100 【デバイスドライバ編】
※2:Realtek
RTL8100E/RTL8101E/RTL8102E-GR network Driver 6.207 Auto Installation Windows
Vista(32/64)
バッテリ込みで1.07kg。手持ちのポータブルDVDドライブ(I-O
DATA DVRP-UN8LX2)が約380g。一方DVP-FX850はバッテリ込みで1.345kg。約100gの差か。
まあ、NB100/HはDVD再生に特化してないし、再生(特に早送り・巻き戻し)の安定性では専用機には勝てないけどね。
→勝てないどころか全然ダメなことが判明orz。
→やっぱりそうでもない?ディスクによるんだよな。OKなやつはOK、ダメなやつは全くダメ。
ISO化できれば再生に問題はないが、今度は法律やライセンス的に問題が…。
コンバーチブルタブレットPCではないので液晶は回らないが、小型なのでそんなに邪魔にならない。
むしろ回転させてタブレットにするとひざや鞄の上に置いて安定させられないからかえって不便だったりするんだよな>DVP-FX850。
電車の中だと立ちながら使うのは厳しい。JR和歌山線の手すりにも引っかかりそうにないし。
なんとか片手で抱えて使ってみたが、落としそうで怖い。
本体左奥にあるケンジントンロックホールを使って固定すると言う手もあるが…。
帰りに歩きながら視聴したが、十分実用に耐えるレベル。ただし交通量の多い道では危険なのでやらないように。田舎の道だからこそ可能な使い方だ。
かなりグレー?な方法でUMGPSをXP化(以前約定期日記にヒントを書いた方法)。
右側のUSBポートに直挿ししたら室内でも受信できたんだがwwこりゃいい、SCより優れてるかもよ。
D4の時もそうだったが、電車内だとコールドブートは厳しいようだ。
尤も、かなり感度のいい携帯電話のGPSでも電車内は測位しづらいので、特に感度が悪いというわけではない。
同じく鉄筋コンクリートのシステム工学部A棟でもコールドブートしづらい。
一般家庭(木造または軽量鉄骨+石膏ボード+木材)だといけるっぽいな。
…ってこれはUMGPSのレビューであってNB100/Hとは関係ないよな(ぉ)。
標準ではワンセグチューナのないNB100/Hだが、画面が大きく綺麗なので、外付けチューナを追加することで十分ワンセグ視聴機として使える。
詳細はUSBワンセグチューナを参照。
NB100/HはUSBポートが左と右の両方にあるので、場合によって使い分けることが可能。
また、DVD再生と同時に使ってもなんとかCPUパワーは足りるようだ。
簡易的に電力を計測。
方法はYbInfo、MobileMeter、ワットチェッカー実測など。何も書いてないのはYbInfo。
[AC]と付いているのはバッテリではなくACアダプタの消費電力(ワットチェッカーで実測。測定精度は1000mW)。
測定条件 | 消費電力(mW) | 推定稼働時間(時間)※1 |
---|---|---|
休止状態 | 33 | 1090.9(約45日半) |
休止状態への移行・復帰 | 293.5mWh | |
スタンバイ | 471.45 | 76.36 |
構成UL-ND | 6900 | 5.22 |
構成UL | 7000 | 5.14 |
構成L | 7500〜8000 | 4.5〜4.8 |
構成L[AC] | 9000〜10000 | N/A |
構成DI-LL | 9000〜10000 | 3.6〜4 |
カタログ値 | 9729.73 | 3.7 |
構成M | 11500 | 3.13 |
構成DI-HL | 12000〜13000 | 2.77〜3 |
構成H | 13500 | 2.67 |
構成DD | 14500 | 2.68 |
構成UH | 19000〜20000 | 1.8〜1.89 |
バッテリ充電(40〜50%付近) | 約21400 | N/A |
構成L+バッテリ充電[AC] | 39000〜40000 | N/A |
※1:標準バッテリ、容量を36000mWとして計算
測定条件について
構成L(Low):GoogleDesktop有効(サイドバーガジェットにCPUメーター、スクラッチパッド、カレンダー)、インデックス作成は停止、輝度最小、サイレントファンON(CPUクロック800MHzにダウン)、無線OFF、有線LAN接続
構成M(Multimedia):上記の条件から輝度最大、サイレントファンOFF、無線LAN ON(BluetoothはOFF)、MP4動画をブラウザで再生(ニコニコ動画ではない)
構成UL(Ultra Low):構成L+LANケーブル抜き、GoogleDesktop終了
構成UL-ND(Ultra Low with No Display):構成UL+液晶ディスプレイ閉じる
構成H(High):構成Lから有線LAN無効、輝度最大、サイレントファンOFF、無線LANで別マシンから30000byteのping送りながら自作のストップウォッチ15個動かす
構成UH(Ultra High):W-ZERO3接続してJava時計起動、携帯電話接続してワンセグ起動、加湿器(CCP
KJ-22U)接続して加湿
構成DD(DVD-VR by Drive):構成UL(だったはず)でCPRMなDVDをWinDVDで再生
構成DI(DVD-Video by ISO image):構成LでDVD-VideoのISOイメージをWinDVDで再生。DI-LL(Low
Light)は最低輝度、DI-HL(High Light)は最高輝度
参考:私の所持している他のモバイル機器の消費電力(モバイル消費電力実測+αから抜粋+少し追加)
状態\マシン 「Naoko」(VAIO U PCG-U1) 「Omega」(WILLCOM D4) 電力(mW) 大容量バッテリ稼動時間 電力(mW) 大容量バッテリ稼動時間 休止状態 71.14 283.06
87.43(※1)休止状態への移行・復帰 257mWh 540mWh スタンバイ 498.421
2155(※2)121.48 729
637(※3)29.23 省電力ON+アイドル 6300 9:30:51 6570 3:14:38 省電力ON+自作ストップウォッチ 11400 5:15:28 8500 2:30:26 省電力OFF+自作ストップウォッチ 13000 4:36:39 ?10000 ?2:07:52 省電力OFF+自作ストップウォッチ+無線 15000 3:59:46 10000 2:07:52 参考:JEITA計測条件(カタログから) 6660 9:00:00 4736 4:30:00 ※1:休止後バッテリ外して再接続
※2:無線LANカード(I-O DATA WN-G54/CB3)装着時
※3:無線LANを取り外し操作してからスリープに以降
通常起動だと構成UL-NDあたりが限界だと思われる。
D4はかなり厳しい設定にしても公称値から大きくかけ離れている。U1はアイドル時なら公称値を超える。
NB100は…かなり余裕。ガンガンつかっても3.13時間と、公称値の84.6%も稼動する計算だ(D4は44%程度)
やはりD4のバッテリ計測がかなりインチキ臭いというか無理しすぎ。だからあんなに発表が遅かったんだな。
スタンバイ状態での消費電力を調べる。
1時間で36007→35647なので360mWh?どうも短すぎて正確じゃないのでもう一度やりなおす。
ヴぁーー!!操作ヘマって充電してるときに更新してしまったのでせっかくの計測がパァorz
多分33407だったはず(接続した直後が93%)。
U1の持ちがすごいんだが、U1の大容量バッテリは化け物だからなぁ。
スタンバイで1日放置したらD4は20%ぐらいしか残ってないが、NB100は2/3ぐらい(約68.5%)残ってる計算になるな。
普通ならまずありえないような構成UHでも満充電なら1.8時間ほど持つってのが恐ろしいな。いや、むしろD4が(ry
ちなみにこのとき室温23.5℃ぐらいでCPU温度が66℃、HDDが40℃ぐらい。
休止状態での消費を調べた。
12時間で39089→38693(396)。
休止状態への移行・復帰は4回で1174mWh。
移行・復帰の電力量はU1に負けている(=多い)が、計測方法が少し違う(バッテリ外しが面倒だったため通常稼動区間が含まれている)から実際には同じぐらいかむしろNB100のほうが少ないはず。
今までの結果から、40分未満ならスタンバイ、40分以上なら休止状態がよさそうだ。
もっとも、Vistaと違って休止・復帰が高速なので休止をメインで使ってもいいかもしれない。
逆に、バッテリ容量があるのでスタンバイを積極的に活用するという手もある。
DVDをドライブで再生させるとかなり電力を食う。
それはまだいいとしても、やはりWinDVDを使うと微妙な傷などで再生エラーが起こると強制停止してしまうので実用的ではないようだ。
他のDVD再生ソフト(PowerDVDなど)だとまた違うのかもしれないが、面倒だし金もかかるし、せっかくDVP-FX850があるのでそちらを使えばいいのでDVD再生はおまけ程度に考えておこう。
DVD(アナログISO)の再生テスト。
800MHzでも何とかギリギリ再生はできるが早送りなどは厳しい。
1.6GHzにしても消費電力は大して変わらないので1.6で使うか。
実はこのテストをした時はポータブル/ラップトップのEISTを知らなかった。
無線など必要のないものは全て切って、輝度最低で9〜10W(約4時間)、最高で12〜13W(約3時間)といったところだ。
実際はその間ぐらいで3時間半といったところか。だいたいカタログ値ぐらいだな。
ワットチェッカーを使って稼働中の電力を測定@3/8。
輝度最低、サイレントファンON(800MHz固定)、無線OFF(ほぼ構成L)で9〜10W。
だが、その状態でバッテリを充電(残量40〜50%)すると、なんと39〜40Wに跳ね上がる。
YbInfoやMobileMeterでの読み(OSのパフォーマンスモニタ値)は約21.4Wなので、残り8.6Wほどは充電回路で消費されてるのだろうか。
ネットブック同士の比較などはぐぐればいくらでも見つかるので、ここでは手持ちの「Omega」(WILLCOM
D4)、「Naoko」(PCG-U1)、そして「Fen」(LaVie LR700/8E)との比較を行ってみる。
LR700は明らかにクラスが違うのだが、4年以上前のA4ノートにどれだけ迫れるかという意味でも比較対象に含めることにした。
なお、それぞれのベンチマークを取った時期や状態は同一ではないため、結果は参考程度にとどめてもらいたい。
SiSoft Sandra XI。 もっと新しいのが出てるけど買ってない。 Dhry、WhetではPentium M(Banias)1.5GHz搭載の「Fen」が優位。 |
Superπとpipipi4。 1000を秒数で割っているのでバーが長いほど性能が高いことになる。 特に拡張命令も使っておらず、マルチスレッド対応でもないため、シングルスレッド性能の高い「Fen」が優勝。 ちなみに、Superπ→pipipi4の速度アップは「Naoko」が1.24倍、「Omega」が1.31倍、「Naoko」2ndが1.63倍、「Fen」が1.65倍。 |
CrystalMark2004。 ALU(整数)とHDDで「Naoko」2ndが「Fen」を抜いている。 |
HDBENCH 3.40β6。 今となっては少し古い感のあるベンチマークソフトだ。 注目すべきはGDI。ここで「Naoko」2nd(Atom N+GMA950+WinXP)と「Omega」(Atom
Z+GMA500+WinVista)の差が大きく出ている。 |
重めのグラフィック系ベンチマーク数種。 数値が0の項目は計測していないことを意味するが、D4のGL Excessだけは計測したが途中でクラッシュした。 さすがにこれは「Fen」の完全勝利。他のマシンはもはや足元にも及ばない。 肝心の「Naoko」2ndに関してだが、3Dゲームなども軽いものであれば何とか動きそうである。実際の感想などは他のサイトで調べてくれ(ぉ)。 |
HD Tune 2.53。 この記事を書いている4/1時点で最新は2.55。 表のAccess Timeは1000を時間(ms)で割った値なのでバーが長いほど高性能。 Est. Minimum Transfer Rateは途中の激しい落ち込みなどを無視して、理想的なカーブを描いた場合に最小値がどの程度になるかを私が適当に目測して出した値。 これは「Naoko」2ndの圧勝だ。 しかし、「Omega」と「Fen」のHDDは性能的に似たような感じなのに、明らかに体感速度は違うんだよな。 |
おまけにコールドブート(完全シャットダウンからの起動)と休止状態への移行・復帰について軽く調査。
上記のベンチマーク以上に計測条件がバラバラなのでほとんど当てにならないが、一応参考程度に。
(単位は秒) | 「Naoko」 (PCG-U1) |
「Omega」 (WILLCOM D4) |
「Naoko」2nd (NB100/H) |
---|---|---|---|
コールドブート (ログイン画面まで) |
73.1 | 80.1 | 47.0 |
休止状態移行 | 23.1 | 98.4 | 17.5 |
休止状態復帰 | 14.8 | 46.0 | 22.0 |
D4に比べると起動や休止状態からの復帰は2倍程度の速さで、休止状態移行に至っては5.6倍以上高速だ。
これなら休止状態をフルに活用しても十分実用的だな。
休止からの復帰がU1に比べて遅いが、それは搭載メモリが約4倍なんだから仕方がない。
むしろ4倍でこの速さということに驚きだ。
CentOS5.2を入れてみることに。
※長いのでJavaScript+style指定で隠してます。
最初は7 betaを入れる予定だったが、面倒なので中止。RCになったら考えるかも?
Vista化もしない予定。わざわざ重くするのも嫌だし、そもそもVista高いから余計なライセンスは使えない。
尤も、手元にはすでに「Alice」(※)にインストール済みのVistaしかないので入れられないわけだが。
※:この記事を書いている時点(4/1)では「Alice」は消滅、「Naomi」6thに入れている。
ELECOMのEF-FL89Wが高硬度、低反射率、高透過率でよさそうだったのでそれにしたが、大きさはギリギリ。
縦が少し(0.3mm〜0.5mmほど)ずれたのでシートの上側が液晶パネルと枠の間に入り込んでしまった。
実地テスト(3/3):
バスで使ってみたが、保護シートの上からでも画面は綺麗。反射も特に問題ない。
まあ、天候は雨なんだが。今度は晴れの日に試すか。
その後もずっと使っているが特に不満はない。
まだ買ってないが、今のところ気になってるのがVis-a-Vis
本店 - PDAIR レザーケース for NB100 - PALCNB100 - 送料無料 -。
少し高いがよさげである@3/3 9:09。→買った
届いたので軽くレビュー。
パッケージはかなり大きく、縦の長さはA4ノートである「Fen」(LaVie RX LR700/8E)の横幅を越える。 |
しかし、装着してみるとぴったり PC(ネットブック)というより巨大な手帳に見えるな。 さすがにEeePCほど大きいとそうは見えないだろうけど |
本棚に置いてみた。 もっと革カバーの本があれば違和感がないんだろうけど、コミックだとさすがに違和感ありすぎだ。 |
色はNB100/H本体に合う黒にした。
まだ実地テストしてないが、とりあえず装着して数分弄った時点での感想を。
・良い点
ちょっと高級感がある?少なくともそういうのに疎い私には十分。
バッグ型のケースに比べて素早く本体を使うことができる。
SDカード4つと通常のカード(クレジットカードサイズ)2枚が収納できるようになっている。
USBやオーディオジャックなどが隠れないので、いちいち外さなくても全ての拡張が使える。
一応装着したままでもバッテリの着脱は可能。
・微妙、悪い、気になるなど。
ケースの止め具が少し止めづらい。落ち着いてやれば問題ないが、降車ギリギリまで動画視聴している時には焦ってしまいそうだ。
蓋側は固定できるようになっていない。使い方に寄っては便利(そもそも固定するとカード収納が使えない)なんだが、うっかり天板に触ってしまいそうになる。
少し気になる点はあるものの、総じて良い感じである。
今まで使ってたのはDVP-FX850用に購入したZSB-IB018BKだが、開いたときに本体とケースがずれて落ちそうになるため使用時は完全に離していて、再び収納するときに少し面倒だった。
電車ではなく移動した先で使う場合や、特急などの安定した場所が取れる環境ならZSB-IB018でもよさそうだ。
ちなみにZEROSHOCKシリーズには8.9インチワイド液晶ネットブック用にIB019があるのだが、NB100(/H、/HF)は8.9インチワイドながら小型なので019だと大きすぎる。
D4用の外部バッテリX-PAL
AMOS(XP8000)が使えないかと思っているのだが、現在問題が発生して予約中止らしい@3/3
9:09。
どうやら使えるっぽい感じだ。Acer用のコネクタ(外径5.5mm、内径2.5mm)が合うと思われる。
追記(4/1):
この記事を書き終える段階になってもまだ発売されていない。
もし購入することがあればその時はここに追記するか、あるいは別に記事を書いてそこへのリンクを張ることにする。
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