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WillcomのAIR-EDGE 4x回線のRTTを軽く調査。
使用したのは青耳ことRX420IN(+NS001U+「Naoko」(NB100/H))。
Windows標準のpingを使用して計測。ping先はsephiebrain.jp(計測時点では60.44.204.174)。VPNは使っていない。
各結果の見方
最初のデータは上から順に
・日時:計測終了時点のおよその時刻
・pings:実行したpingの数
・minimum RTT:最小RTT
・maximum RTT:最大RTT、タイムアウトが発生した回については代わりにタイムアウト回数を表記
・average RTT(<ALL):タイムアウト以外の平均RTT
・average RTT(<200ms):RTTが200ms以下のデータの平均
・below avg percent(ALL):RTTが「average RTT(<ALL)」以下のデータが全体に占める割合
・below avg percent(<200ms):RTTが「average RTT(<200ms)」以下のデータが全体に占める割合
・95%tile border:RTTがこの値より短いデータが、有効(タイムアウトではない)データの95%以上になる値。
左下のグラフは縦軸にRTT(とTTL)、横軸にping回数を取ったもの。結果ごとに長さが違うので注意。
右下のグラフは各RTT区間ごとのヒストグラム。区間の数値は「その値以上、次の値未満」という意味。
コメントは(コメント位置より)上の表に対するもの。
2009/6/10 14:53 pings 967 minimum RTT 153 maximum RTT 538 average RTT(ALL) 172.0486039 average RTT(<200ms) 161.6271186 below avg percent(ALL) 86.25% below avg percent(<200ms) 49.22% 95%tile border 268(95.13961%) 測定状況 場所:大学の研究室(6階) 天候は雨。 アンテナまでは公式確認ツールで約110m。 http://www.willcom-inc.com/cgi-bin/Map4_txt.cgi?Mcod=30201139000&Meki=&Mlat=34.264455&Mlon=135.154090&Mzom=5&Mpag=7&Mtyp=4&Msvg=0&Mcrc=0 |
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だいたい160〜170msに収まっている。
2009/6/10 18:34 pings 863 minimum RTT 159 maximum RTT N/A(39 timeout) average RTT(ALL) 311.4708738 average RTT(<200ms) 182.4583333 below avg percent(ALL) 82.39% below avg percent(<200ms) 5.10% 95%tile border 638(95.02427%) 測定状況 場所:JR和歌山線の笠田から橋本まで電車内で測定 天候は雨。 |
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移動しながらなので結構タイムアウトが多い(4.519%)。
グラフからはだいたい250ms以下に収まっているように見えるが、95%範囲は638msとかなり長い。
ヒストグラムを見ると、180ms前後に小さな山が、230ms前後に大きな山が見られる。
途中と最後の2箇所ほどRTTが170ms程度まで下がっている場面がある。アンテナが密集しているのか、それとも新型アンテナ・基地局なのか。
2009/6/10 18:59 pings 580 minimum RTT 161 maximum RTT N/A(15 timeout) average RTT(ALL) 308.1150442 average RTT(<200ms) 176.78 below avg percent(ALL) 80.69% below avg percent(<200ms) 8.79% 95%tile border 660(95.04425%) 測定状況 場所:南海高野線の橋本から九度山まで電車内で測定 天候は雨。 |
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傾向としては一つ前の結果に近い。タイムアウト率は2.586%。
2009/6/10 22:30 pings 1000 minimum RTT 159 maximum RTT 447 average RTT(ALL) 173.54 average RTT(<200ms) 171.4618515 below avg percent(ALL) 69.70% below avg percent(<200ms) 54.00% 95%tile border 182(95.70000%) 測定状況 場所:自宅 アンテナまでは公式確認ツールで約260m。 http://www.willcom-inc.com/cgi-bin/Map4_txt.cgi?Mcod=30343010000&Meki=&Mlat=34.258854&Mlon=135.553117&Mzom=5&Mpag=7&Mtyp=4&Msvg=0&Mcrc=0 |
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平均値は1番目の結果(研究室での計測)のほうがいいが、安定度ではこちらの方が上。周囲にノイズ源が少ないからかもしれない。
2009/6/11 13:45 pings 595 minimum RTT 150 maximum RTT N/A(9 timeout) average RTT(ALL) 287.4556314 average RTT(<200ms) 170.2924528 below avg percent(ALL) 78.15% below avg percent(<200ms) 10.42% 95%tile border 487(95.05119%) 測定状況 場所:南海和歌山市駅から少し過ぎたあたりから大学口ぐらいまで、梶取経由の路線バス。 天候は晴れ。 |
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日を改め、今度はバスでの計測。
前半はかなりばらついている。市街地なのでビルなどの障害となる要因が多いからかもしれない。
後半、一旦220ms程度で安定するものの、再びばらついている。
最後に160ms近いRTTになっているのは、大学のW-OAM対応アンテナを捕捉したからではないかと思っている。
2009/6/11 14:00 pings 550 minimum RTT 149 maximum RTT N/A(1 timeout) average RTT(ALL) 175.417122 average RTT(<200ms) 166.4069098 below avg percent(ALL) 79.45% below avg percent(<200ms) 41.64% 95%tile border 201(95.08197%) 測定状況 W-OAM対応。 アンテナまでは公式確認ツールで約40m。 http://www.willcom-inc.com/cgi-bin/Map4_txt.cgi?Mcod=30201139000&Meki=&Mlat=34.261407&Mlon=135.153760&Mzom=5&Mpag=7&Mtyp=4&Msvg=0&Mcrc=0 天候は晴れ。 |
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大学の保健管理センター前のベンチから計測。
最初は150〜160msで安定していたのだが、途中から170ms超えの値が出始め、ついにタイムアウトが発生(1回だけだが)。
グラフを見ると、150〜160msと、170ms前後の間で発振しているように見える。何が原因だろう。
これら6つの結果から分かったことは
・AIR-EDGE 4x(W-OAM、非type G)→自宅光回線の最小RTTは約150ms。
・電車やバスで移動中だと250ms程度まで伸びる。
・アンテナから近い場所や、静止している状態でも長いRTTは出る。
といったことぐらいか。
はっきり言って状況が違えば値もかなり違う(※)ので、あまり参考にはならないだろう。無駄な努力乙>私。
※:試しに研究室から(AIR-EDGEで)mcrn.jpにpingしたら120ms台が出た。また、VPN経由でpingしたら少し(10〜20msほど)短くなった。
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